コンビニで立ち読みをしていた時の事。
ガヤガヤと騒がしい一団が入って来た。
本に夢中になっていたと言うか、係わり合いになりたくないと
言うか、視線を本から外すことなく、それでもさりげなく会話は
聞いていた。
漏れ聞こえてくる会話から察すると、どうやら親子連れらしい。
両親と女の子。女の子のしゃべり声はハッキリ聞こえなかったので
年齢までは分からないが、しきりに母親が、
「何が食べたい?」
と聞いていたので、小学生ぐらいなんだろうか。
父親の方もやかましく喋りながら何やら物色をしている。
“それにしても賑やかやな”
三人の会話に聞き入っていると、しばらく空白の時間が流れた。
“おっ、静かになった”
と思ったのも束の間、父親が何やら店員を探しているような大声。
慌てて出てきた店員に父親が大声のテンションのまま尋ねた。
「醤油はある?小さいのでええねん!」
“なぁーんだ、醤油か”って言うトーンで店員が
「ありますよ!」
と答えた。
ココです、店員は陳列棚の前まで案内した。
立ち読みを終えた僕もお茶を取りにいく途中、
その光景を横目で眺めた。すると、少し照れた様な顔でお父さんが
「あぁ、これやなくて・・・」
どうやら不満らしい。つづけてお父さんが言った。
「もっと小さい、弁当に入ってるぐらいの大きさのヤツない?」
「・・・・・」
一瞬僕も店員も絶句した。
弁当に入ってるヤツって、あの金魚の形したヤツでしょ?
あのお父さん、そんな量で何食べるんだろう?
ちょっと気になった。
ガヤガヤと騒がしい一団が入って来た。
本に夢中になっていたと言うか、係わり合いになりたくないと
言うか、視線を本から外すことなく、それでもさりげなく会話は
聞いていた。
漏れ聞こえてくる会話から察すると、どうやら親子連れらしい。
両親と女の子。女の子のしゃべり声はハッキリ聞こえなかったので
年齢までは分からないが、しきりに母親が、
「何が食べたい?」
と聞いていたので、小学生ぐらいなんだろうか。
父親の方もやかましく喋りながら何やら物色をしている。
“それにしても賑やかやな”
三人の会話に聞き入っていると、しばらく空白の時間が流れた。
“おっ、静かになった”
と思ったのも束の間、父親が何やら店員を探しているような大声。
慌てて出てきた店員に父親が大声のテンションのまま尋ねた。
「醤油はある?小さいのでええねん!」
“なぁーんだ、醤油か”って言うトーンで店員が
「ありますよ!」
と答えた。
ココです、店員は陳列棚の前まで案内した。
立ち読みを終えた僕もお茶を取りにいく途中、
その光景を横目で眺めた。すると、少し照れた様な顔でお父さんが
「あぁ、これやなくて・・・」
どうやら不満らしい。つづけてお父さんが言った。
「もっと小さい、弁当に入ってるぐらいの大きさのヤツない?」
「・・・・・」
一瞬僕も店員も絶句した。
弁当に入ってるヤツって、あの金魚の形したヤツでしょ?
あのお父さん、そんな量で何食べるんだろう?
ちょっと気になった。