GO! GO! GO!

壊れた信号機は、是か非か？
　
答えを言えば、駄目だろう
信号機は、壊れていては何の役にも立たないどころか、
迷惑にしかなりえない
　
秩序ある交通のためには
正常に動いてこその信号機だし、
それを議論する余地もない
　
しかし
　
今日僕が書こうとしている信号機とは
もちろん、自然災害や
深夜の暴走によって、文字通り壊された信号機ではなくて、
野球ファンなら“ピン”とくるであろう
“アレ”のことだ
　
我がTigers の調子が一向に上がってこない

いや
　
最近では、これが実力では？と
シーズンも序盤ながら、あきらめの心境だ
　
とにかく打てない
　
長打が出ない上に、足を使える選手も
打線の中に少ない状況
ヒット３本では、１点も入らない状況も
容易に想像できる
　
ランナーは貴重だ
　
とっても貴重だ
　
慎重に慎重に
　
ガラスの花瓶を頭上に乗せて歩くように
最新の注意を払いながら、一駒ずつ進める
　
そんな貴重なランナーなのに、最後の関門として
　
“壊れた信号機”
　
が、関門として待ち受ける
　
これでは、点数が入る確立はどんどん下がってしまう
　
ここまで書けば、野球の三塁コーチャーのことだと
合点がいく皆さんも居られるだろうが、
こう言ってはなんだが、
僕自身は、この“壊れた信号機”を非難するつもりは
まったくない
　
“好走塁と暴走は紙一重”
　
これは、僕の持論
　
ホームベースの５メートルも手前で
悠々のアウトは論外として、
クロスプレーに近い状態なら、
僕はすべて　
　
“GO！”
　
サインで、オッケーだ
　
本塁への送球が逸れれば、
セーフになるんだから
　
消極的になっていつも“赤”でいる信号機にだけは
なってほしくない
　
まずは、久慈コーチに経験を積んでもらうことだ
　
そのためにも、一人でも多くのランナーが
三塁ベースを蹴ることを願う