母校が50周年を迎えるそうな
信号待ち
持て余した時間で視線を左側に傾けると
真っ白な横断幕に、見たことがある名称が
書かれている
そんなに珍しい光景でもない
わが母校
通っていた当時は、特に自慢することもなく、
オカンなんかは、必死に校名をご近所さんに
隠していたほど、だった
それが
1年生のときに、陸上部が駅伝で全国制覇を成し遂げた
それからは、地元の星として
全国大会に出場することは当たり前で、
優勝を期待され、また、連覇も狙える強豪校と
その世界では全国的にも有名校となった
だから、その校名がたとえ横断幕に
書かれていたとしても
それ自体が珍しいこともなく
あえて言えば、季節を感じさせる
風物詩のような感じにも思えるようなものだ
しかし
その季節は“冬”を示す季語であって、
初夏を思わせる、この五月の末に目にするのは
少々戸惑うもの
事実、しばらく、何が書かれているのか
理解するのに時間がかかった
(なになに・・・・)
白い横断幕に墨で書かれた校名の最後に
鮮やかな深紅の文字が結んでいる
“創立50周年”
ほう!半世紀か!
わが母校を卒業して27年ほどが経っている
学校の周りも、自分たちが通っていた時は
殺風景な、丘の上にたつ校舎がそびえていたように
記憶しているが、
新興住宅地(?)となった今は、
街並みに埋もれるようなたたずまいを醸し出している
当時は、荒れた学校でもあった
スクールウォーズ並みとは言わないまでも
それに近いものがあったと、
先輩から武勇伝を聞いた覚えも微かにある
そんな学校が50周年を迎えるのか
そう言えば、何年か前に
創立記念の記念誌を読んだ記憶がある
あれは、40周年だったか?それとも30周年だったか・・・・・
それとも、入学間近に見た20周年のものだったか?
年が離れていても
母校を同じものとする人たちと
会話をするのは楽しい
しかし、時には話が合わないときもある
年代が違えば、思い出もかわるからだろう
それが歴史と言うものだ

信号待ち
持て余した時間で視線を左側に傾けると
真っ白な横断幕に、見たことがある名称が
書かれている
そんなに珍しい光景でもない
わが母校
通っていた当時は、特に自慢することもなく、
オカンなんかは、必死に校名をご近所さんに
隠していたほど、だった
それが
1年生のときに、陸上部が駅伝で全国制覇を成し遂げた
それからは、地元の星として
全国大会に出場することは当たり前で、
優勝を期待され、また、連覇も狙える強豪校と
その世界では全国的にも有名校となった
だから、その校名がたとえ横断幕に
書かれていたとしても
それ自体が珍しいこともなく
あえて言えば、季節を感じさせる
風物詩のような感じにも思えるようなものだ
しかし
その季節は“冬”を示す季語であって、
初夏を思わせる、この五月の末に目にするのは
少々戸惑うもの
事実、しばらく、何が書かれているのか
理解するのに時間がかかった
(なになに・・・・)
白い横断幕に墨で書かれた校名の最後に
鮮やかな深紅の文字が結んでいる
“創立50周年”
ほう!半世紀か!
わが母校を卒業して27年ほどが経っている
学校の周りも、自分たちが通っていた時は
殺風景な、丘の上にたつ校舎がそびえていたように
記憶しているが、
新興住宅地(?)となった今は、
街並みに埋もれるようなたたずまいを醸し出している
当時は、荒れた学校でもあった
スクールウォーズ並みとは言わないまでも
それに近いものがあったと、
先輩から武勇伝を聞いた覚えも微かにある
そんな学校が50周年を迎えるのか
そう言えば、何年か前に
創立記念の記念誌を読んだ記憶がある
あれは、40周年だったか?それとも30周年だったか・・・・・
それとも、入学間近に見た20周年のものだったか?
年が離れていても
母校を同じものとする人たちと
会話をするのは楽しい
しかし、時には話が合わないときもある
年代が違えば、思い出もかわるからだろう
それが歴史と言うものだ
