おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

スタンド・バイ・ミー

2006年12月04日 | 日記・エッセイ・コラム
シーズン到来! 今年も確実にやってきました。

忘年会シーズン。一年間、いろんな理由で宴席を設ける僕としても、
これはいい。参加する方も、何の気兼ねもなく

「今日は、忘年会!」

って家を出る事が出来る。

先々週、今年最初の忘年会があった。
中にはこの忘年会でしか出会わない同級生もいる。
懐かしい笑顔を見ながら、ビールのピッチも自然と早まる。

「おっ! お兄さん、おつよいぃ!」

可愛い女の子にお酌されれば、ストライド走法では間に合わない。
ピッチ走法。これに限る。
飲んではグラスを差し出し、注がれれば飲む。

すっかり酔ってしまう僕。

しかし、この後、二次会へと突入していくのである。

幼い時から一緒に遊んでいた仲間。今でも飲んで騒げば、
当時のままの仲間達だ。

歩きながら、次の店へと向う。

歩きながら。
ここはちょっと説明が必要だろう。

大都市とまではいかなくても、それなりに大きな繁華街なら、
歩いて次の店へと急ぐのは、まぁ、普通だろう。

しかしここは田舎。

店の外へ出ても、光り輝いているのは、防犯灯しかない。
もちろん、次の店の影も形も見えない。

ただひたすら、酔った足を引きづり二次会の店へと急ぐ。

歩いて20分。やっと到着した。

改めまして乾杯!

しかし良く飲む奴等である。
その内に私もちゃっかり参加しておりますが、何か?

昔話に花が咲き、口直しにと頬張る韓国料理の辛さが余計にビールの
ピッチを進める。

二次会を終えた時には、日付けが変っていた。

「コンビニ行こかぁ!」

コンビニといっても、歩いてまたまた20分ぐらいかかるのだが、
そこは酔っているモノの強み。もう、考える気力は残っていない。

「行こうぉぉぉぉ!」

全速力で走り出すヤツ、ちょっと歩いては道端でしゃがみこむヤツ。

横一列になってワイワイと進んでいくと、

「しっかし、一台も車通らへんでぇ」

言われてみれば、店を出てから車に出会っていない。

「あ~ぁ、やっぱり田舎はええわぁ」

そのまま、道の真中を堂々と歩いて
そして昔に戻ったように、たわいもない会話が田舎の夜空に響いていた。
 
 



オヤジキラー

2006年12月03日 | テレビ番組
なんと魅惑的な呼び名なのだろう。

おじさんキラー
“オヤジ”と呼ばれる世代に絶大なる人気を誇るタレント。
守ってあげたいとか、笑顔に癒されるとか。
中には“嫁さんにしたいおぉー”なんて気持ち悪い事を言うオヤジもいるが、
おじさん達はもうメロメロになってしまう。そんなタレントの総称なのだ。

ちょっとわかりにくいので、もっと分りやすく言うと、

“おじさんにだけ人気のあるタレント”って事だ。

今年の紅白に、そのおじさんキラーが登場すると騒いでいた。

“午後7時28分の恋人”

彼女はそう言われているらしい。所謂“癒し系”なのである。
そして彼女はお天気お姉さんなのである。

“お天気お姉さん”

なんと魅力的な響きだろうか。

年上の女性に憧れる事は、思春期を過ごす上で、男として成長する上で、
誰もが通る道だろうと思う。

“お姉さん”

う~ん、実際に姉が居ない僕としては、憧れの対象だ。

「ねえさん、大変です!」

う~ん、一度言ってみたいものだ。こんな報告してもらったって、
当のお姉さんは苦笑するしかないんだろうけど。

“隣のお姉さん”

いやらしい。

あっ、いや…… これは個人的なトラウマだろう。
今でも耳を澄ませば、鶴光師匠の偉大なる声が聞こえてくる。

中学生の時には、近所の大学生のお姉さんは、
とっても大人に見えたし、垣間見せる「女」を意識してみたりもした。
同級生には無い「色気」と言うんだろうか。

で、今回のお天気お姉さんの登場だ。

実際僕も彼女は画面で見た事はある。
印象? う~ん、最初見た時は、特に何も思わなかったけど、
見ている内に、味のある顔だなと思ってきた事は確かだ。

改めて彼女が「おじさんキラー」と呼ばれている事に注目してみた。

民放も含めて、所謂“お天気お姉さん”と呼ばれる人は沢山いる。
記事の中で、

“NHK史上最強のおじさんキラー”

と、地域限定的な表現があったにせよ、人気がある事に違いはない。

では、きら星のごとく立ち並ぶお姉さんの中で、彼女の魅力とは?
勝手ながら解説させて頂くと、彼女の

「なんでも言う事を聞いてくれそう」

的な笑顔がおじさんの心をくすぐるンじゃないだろうかと分析する。

って言うか、コレはいつでも“おじさんキラー”には付き物の“理由”だ。

“彼女の何処が魅力的なのか”

そんな事を考えている時点で、すでに彼女に心惹かれているって事だろう。

そして、彼女に心惹かれている僕も、“おじさん”なんだと思った。

半井小絵さん。

ところで、何て読むんだったっけ?
よく忘れる。

あぁ、おじさんだね。