おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

我慢

2008年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム
レジに並んでいると、せわしない男の子が居た。
 
親子連れがレジに並んでいた。
姉さんと弟は先に出口付近へ。
お母さんは、平然とレジで順番を待っている。
 
そう、平然と。
 
男の子の動きが尋常ではない。
いや、まだ顔色は普通だったので、
限界ではないのだろうけど、
ズボンのベルト付近を両手でしっかり握り、
思いっきり上に引っ張り、
溢れ出しそうなのを必死に堪えて、コミカルにダンス!
 
聞いた話で申し訳ないが、
限界まで行くと、顔が「土色」になるらしい。
 
で、その少年、
必死に尿意をこらえている。
出そうなのを必死に訴えている。
必死な目と声にならない声。
 
そういや、僕もそんな事があったなぁ~と
微笑ましくその光景を眺めていたが、
当の本人は、限界が近いのだろう。
 
平然としていた母も、少し気になりだしたらしく、
 
「お姉ちゃんといっしょにトイレに行っといれ!」 
 
と、確かに僕には聞こえたように思えなくもないのだが、
とりあえず彼は姉に手を引かれて店の外へ。
 
が、しばらくたって、
いや、時間もなにも直ぐに店内に戻ってきた。
 
どうやらトイレの場所が分からないらしい。
 
彼は右手で先っちょをつまんでいた。
もちろん、ズボンは履いているが、
何をしているのか分かるぐらいに、
必死に先っちょをつまんで入ってきた。
 
必死な彼の顔と、少しあきれた母の顔、
そして一貫して他人事と冷静な対応の姉。
 
変かも知れんけど、少し
なんか、ホッと心が温かくなった。
 

 


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ちよこれいと

2008年01月24日 | 日記・エッセイ・コラム
節分もまだ終わってないちゅーのに! 
 
正月のコンビニ。
節分恵方の巻き寿司の予約用紙を見て、
 
『早っ!』
 
と思ったのは3週間前。
その巻き寿司まるかぶりが終わらないうちに
世間は次のイベントの準備に余念がないらしい。
 
バレンタインデー
 
なんと寂しい響きだろうか?
田舎だと、
少し車で走らないとおしゃれなスイーツ屋さんがない。
仮にあったとしても寄り付かないんで、
すでにバレンタインデー仕様になっているのか
確認のしようがないが、
おしゃれなDJがラジオでそう言っていた。
 
最近じゃ
“自分用”なるチョコもあるようで、
自分へのご褒美で買うってしゃべっておられたけど、
なんじゃそりゃって感じだ。
 
小生、小学校以来、
バレンタインデーにチョコを貰ったと言えば、
保険外交員のお姉さんだったり、GSの女の子だったり、
それはもうすでに“義理”でもなく
 
“業務用チョコ”
 
って言う、ふれあいも何もないチョコ
 
「バレンタインデーってどんな日なんでしょう?」
 
って、改めて問いかけたラジオ。
そりゃ、職場の女性陣がいやいや買ってきて、
不満を述べてくれる日であり、
恋人同士なら一ヵ月後、お返しと言う名のプレゼントを貰える
半券を渡す日であり、
チョコレート好きの男が店でチョコレートを買いにくい日である。
と、言えるが、一番実感できるのは、
 
もてない息子を持ったオカンが
夕飯の買物に出掛けたついでに、レジの横にあった
チョコレートの山済みの中から片手に持てるだけの
チロルチョコレートを手に取り、
晩飯のおかずの横にそっとチロルを置き、
 
「ばれんたいんでぇ!」
 
と微笑む日である。
 
と、言いたい。

いや、決して僕は“もてない”息子ではない。
知り合いの話です。知り合いの。
 


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病は気から

2008年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム
「もう、降参ですか?」
 
先月、某宴会の席上で、
僕の頭髪の散らかり具合が議題に上った。
 
手遅れとは言わないものの、自覚している頭に対して
無駄な抵抗を今後していくべきかと迷った。
しかし、このまま運命に抗う事無く、ハゲを受け入れるほど、
気力が無くなったわけでもない。
まだまだ降参する訳にはいかない!と密かに誓った。
 
ただ、抜け毛を防ぐには、気力だけではどうしようもなく、
日々努力すれば生えてくると言うモノでもない。
シャンプーを無添加のモノとか、
ネットで調べて、噂になってるモノとか、
一応手に入れては使っているが、
それがどういう経過なのかは、まだまだわからない。
 
気にしない事が一番、ストレスを感じないことが一番と
思いながらも、やっぱり気になる。
 
散髪に行った時、
 
「ハゲが隠れるような髪形」
 
と注文した。従兄弟のあんちゃんは少しハニカンで、
櫛で髪を梳かし始めた。
自分としては、
 
「えっ?気にするほどでもないでやんすよ!」
 
って、五郎風に言って欲しかった。
 
てな話を親父にすると、
 
「だまっとらんと、何か言わなアカン!」
 
それ、それ、
薄いって言ってるのと同じちゃう?
どっちかって言うと、その言い方の方が傷つくわけで・・・
自分でも頭頂部が寂しいって事はわかっているわけで・・・
 
そんな悶々とした気分のままキーボードを叩いていると、
ひとつの言葉が現われた。
 
 
“遅かれ早かれハゲるやつはハゲるんだぜ”
 
 
急に気が楽になった。
 
 

 


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メモ

2008年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム
写真に残せないのが、残念だった。
 
驚愕の光景を目にした。
いや、暫く事実を受け入れることが出来ずに
固まってしまった。
 
走り書き。
電話での会話のメモだろうか。
いや、走り書きと言うには、丁寧な文字だ。
実際に写真にとってアップすれば
百聞は一見にしかずの言葉通りなのだが、
あの衝撃は伝わらないだろう。
 
しかし、書かれた内容が
個人情報保護法にも抵触しかねない大事な内容だったので、
アップすることはやむなく断念した。
 
その驚愕の光景とは?
 
ティッシュです、ティッシュペーパー。
 
なんとその走り書きのメモは
ティッシュペーパーに書かれてました。
 
文字で見れば可笑しいと言うか、
くだらない事だと笑われそうですけど、
結構衝撃的でした。 
 
他にも紙があるだろうに、
仕事柄、紙は売るほどあるのに、
何が楽しくてティッシュペーパーなのか?
 
しかし、改めて見てみると、絶妙の力配分というべきか、
ボールペンで書かれた文字は、
かすれることもなく、また、ペン先で破る事もなく、
整然と書き残されていた。
 
余程余裕があったんだろう。
 


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アイディア

2008年01月21日 | 日記・エッセイ・コラム
昨年辺りから、毎日曜日に決める事がある。
 
今週は何を始めるか?のか?って事。
一年の計は元旦にモハメド・アリなんて呆けてみても
あまり面白くないが、
日曜日の夜、寝る前に思うのだ。
 
「来週は、素振りを始める事にしよう」
 
この場合は“素振り”とは勿論、ソフトボール用の練習、
バットの素振りって事で、
あの素振りじゃないですから、念のため。
 
まぁ、この方法だと一年で50以上の
 
“習慣”
 
が誕生する計算だが、一つが始まると、
いくつかは忘れてしまうので、
一年を通して続くものは少ない。
いや、少ないって言うよりは無いといったほうが早い。
 
昨年から残っている習慣といえば
 
言えば・・・・
 
えっと、 

無い・・・かな?
 
しかし、毎週そうやって考えることで、新鮮な一週間が
はじまるように感じるし、
週末にグッドアイディアが浮かべば、
次週実行する楽しみが出来るってことだ。
 
結構楽しい思いとか、奇抜なアイディアも浮かぶもんで、
なかなか楽しい楽しみなんじゃないかと
密かに楽しんでいる。
 
ところで 
 
あの素振りってなんでしょう?
 
って、呆けてみても面白くナイジェリア?
 

 


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