グラジオラスはアヤメ科の植物だ。葉の形状が尖って剣に見える。ギリシャ語でグラジウスは剣を意味することからこの名がある。今ひとつ、この花のイギリス名にメード・オブ・ミスト(霧の少女)という名があるのをご存知だろうか。この原種がアフリカのビクトリア滝の崖に、滝のしぶきを浴びながら咲くので、イギリスでこう呼ばれている。今日はこの辺りは霧雨、「霧の少女」が花を咲かせるのに、適した気象である。しっとりと雨に濡れた花の気品に、思わず心を打たれる。子どもの頃、花好きであった長兄が植えたのが、グラジオラスとダリア。どちらかかと言えば、グラジオラスが好きであった。花の蕾を先がとがっている。下の方の蕾から咲き、上に向って咲き上っていく。少女は硬い表情をとき、ふっと笑みを浮かべるように咲く様子がいい。アヤメ科であるが、日本にはない。外国から輸入した種を、花壇に植えて楽しむ。
最新の画像[もっと見る]
出揃って咲くのは8月になってからでしょうか・・
毎年 球根を掘り上げて春まで保存して咲かせます。
20本ほど 色とりどりに咲いてくれるでしょう‥