ブログを見たらクリックしてね
6月のある日、横須賀から仲良しのお友達が、京都にやってきました。
「京都のどこに行きたいの?」とミモロが尋ねると、
「稲と深い関わりのある伏見稲荷大社にお参りに行きたい」と。
実は、お友達は、お米屋さんを営んでいるので「多くの被害が受けた東北のお米を守って欲しい」との思いもあったのです。
大社の入口に建つ楼門は、1589年に豊臣秀吉の造営したもの。神社の楼門では、最大ランクに属する堂々とした門です。
「あの秀吉が造営したの?」大河ドラマファンのミモロには、テレビのイメージの秀吉が浮かんでいるよう。
伏見稲荷大社は、古い書物によると、イナリとは、イネナリ、イネニナルを詰まったもので、人々の生活の起源である稲によって、天地の霊徳を象徴した古語だそう。稲をはじめ、五穀豊穣と深い関わりのある神社です。
その歴史は、奈良時代に遡ります。今年は、鎮座1300年に当たり、本殿の修復など、さまざまな記念事業が行なわれていました。
「いろいろな建物が、きれいになるんだね」
現在、本殿は、仮の建物。10月に本殿へ神様がお移りなるそうです。
ミモロも、さっそくお参りします。
「東北で被害を受けた田畑が甦り、黄金色の稲穂や作物がたくさん実りますように・・・・」。
さて、ここでクイズです。
全国にお稲荷さんは、いくつあるでしょう?
「えーすごくたくさんあるんでしょ・・・」
そう、約3万社だそう。お家や会社の敷地にもお稲荷さんを祀っている方も多いですね。数ある神社の中でも、
一番多いのが、稲荷神社。伏見稲荷大社は、その総本宮です。ちなみに2位は八幡社、3位は天神社と続きます。
伏見稲荷大社で、有名なのが、赤い鳥居が連なりトンネルのようになっている「千本鳥居」。
お稲荷さんを崇拝する人々が、祈りと感謝を込めて奉納した鳥居です。
「どっちの道に行けばいいのかな?」2つに分かれた鳥居のトンネルの前で、悩むミモロ。
「こっちにしよう・・・この先には、何があるのかな?」
ミモロは、まずは、左側の道へ。最後は、右左一緒になるから大丈夫よ。
「すごい数だね?先が見えないよ」。伏見稲荷大社には、約5,000本以上の鳥居があるそう。
それだけご利益があるという証かもしれませんね。
トコトコと赤いトンネルを通るミモロの体は、鳥居の朱が映って、いくぶん赤く見えました。
千本鳥居を抜けた先に、ミモロを待っていたのは・・・。