
ブログを見たらクリックしてね
夏の本番を控えた6月17日。ミモロは、奈良の町で最古の神社と言われる率川神社(いさがわじんじゃ)の祭事へと訪れました。
三輪にある大神神社の摂社である率川神社には、大神神社で育てられた笹ユリの花が運ばれ、
祭事を司る輿に飾られます。
淡いピンク色で、透明感のある花びらが、初夏の花に相応しく涼やかな風情。

輿全体をユリの花が飾ります。

「輿に飾るのは、造花なの・・・。本物の笹ユリは、甘いいい香りがするんだよ」
境内の一角では、その造花と絵馬を組み合わせたお飾りが売られています。

「これをお家の玄関などに飾れば、開運のご利益があるんですよ・・・」
開運という言葉に、弱いミモロは、さっそくひとつ求めます。

「これでまた開運が強まった!」ねぇ、ミモロ・・・お守りいくつ持ってるの?家中、お守りだらけになっちゃうわよ。
「そうね。岡崎神社のうさぎや、上賀茂神社の馬のおみくじとか、いろいろ家にあるね・・・。でもかわいくて、
つい欲しくなっちゃうんだもの・・・。がまんして、買わないところもあるよ・・・」と、ちょっと弁解するミモロです。
最近、神社やお寺のお守り、絵馬などは、本当に可愛らしいものが、豊富。
それぞれが個性豊かなものを揃えています。
それを求めるのも、旅の楽しみのひとつに。でも、やはり神様や仏様にまつわるお品だけに、求めた以上は、
粗末にはできません。古くなったお札やお守りなどは、1年に1度は、整理して、近所の神社などに納めましょう。
「どうもありがとうございます」と感謝の心を添えて・・・。
「さぁ、行列が出発しますよー」と裃姿の祭りの世話役さん。

「わー待ってー!」

境内にある「かえる石」に登っていたミモロは、急いで行列のそばに・・・。

その姿がかえるに似ていることから、無事に帰る、お金が帰るなどのご利益のあるという石です。
「また、帰ってくるからね」と、ミモロはそっとつぶやきました。

率川神社は、ご祭神の「ヒメタタライスズノミコト」は、神武天皇の皇后。全国でも、皇后を主祭神とした神社は少ないそう。

社殿には、3つの社が並び、中央が「媛たたらい五十鈴姫命(ヒメタタライスズノミコト)」。そして左が、父神の「狭井大神(サイノオオカミ)」。右が、母神の「玉櫛姫命(タマクシヒメノミコト)」で、両親に守られているように主祭神がいらっしゃることから、古くより「子守明神」と崇められています。子供の健やかな成長と、家庭円満など、幸せなファミリーを願う人たちの信仰を集めています。
率川神社の詳しいことは、ホームページから。