17日まで、開園時間を20時まで延長した「京都市動物園」。年に何回かある「夜間開園」です。
ミモロは、トラやジャガーなど夜行性の動物の夜の活動を楽しみに出かけました。
「きっと吠えたり、昼間より活発に動いてるんじゃない?」ワクワク
まずは、黒いジャガーの前へ。
「あれ?寝てる~」
ライトの照る中、スヤスヤ眠るジャガー。「暗くないと、動かないのかな?」と、同じネコ科として想像します。
でも、ツヤツヤ光る毛並をよく見ると、全身真っ黒だと思ったジャガーは、実は、ヒョウのような斑点があります。「なかなかおしゃれ~」と、その美しい毛並をうらやましそうに眺めるミモロです。
そして「もっとミモロも毛並のお手入れしなくちゃ~」と、美しいジャガーを見て、反省しきり。
さらにトラに会いに・・・。でも、トラは熟眠中
ケージの高い場所でスヤスヤ。そこが涼しい場所なのかも…、
「なんかみんな寝てる~」とミモロの想像とは違う姿にちょっとがっかり。
ここなら活動してる子がいますよ~。「テンジクネズミ」のいるところです。
ここにいるのは、動物園で、子どもたちが動物と触れ合う場所で活躍する子たちです。
「あ、モルモットのことなんだ~」そう、テンジクネズミは、一般的なモルモットと呼ばれています。
「いろんな模様の子たちだね~」その毛並の種類の多さ・・・みんな個性的な表情になっています。
「あ、あの子にも会いに行かなくちゃ~」と、急いで向かったのは、レッサーパンダのところです。
「あ~レッサーパンダも寝てる~」
こちらもスヤスヤ・・・見る人に背中を向けて寝ています。ダランと垂れた大きな尻尾と後ろ足。なんともリラックスした姿です。しばらくミモロは、その寝姿を見つめていました。「だれかがソファーで寝てるカッコに似てるね~」とチラリと私を見上げます。
そもそもレッサーパンダとジャイアントパンダは、両方とも、出身は、中国。また主食が竹やタケノコなのも似ています。
でも、ジャイアントパンダは、クマ科。レッサーパンダはアライグマ科やレッサーパンダ科に分類される場合も…。
「うん、確かにレッサーパンダはアライグマと顔や体形が似てる・・・」とミモロ。でも、にその上の分類だと、両方ともネコ目になります。「え?ネコと親戚なの~?なんだみんなミモロと親戚筋になるんだ~」とグッと親しみを増したミモロ。
近年、DNAの解析が進み、動物の分類は、以前より、さらに詳しくなっているようです。
ところで「パンダ」とは、ネパール語で「竹を食べるもの」と言葉に由来するといわれます。確かに両方とも主食は竹の葉。その共通性から両方ともパンダなのです。つまりいくら目のまわりが黒くてもパンダとはならないのでした。
さて、じっと見つめるミモロの視線に気づいたのか、レッサーパンダがグルリと首を動かしました。
「あ、こっち向いた~」。そう、ミモロと目が合ったよう。
「わ~かわいい~」なんともキュートなお顔。「こんばんは~。ごめんね~寝てるの邪魔しちゃって~」と、謝るミモロ。「ううん、大丈夫だよ~」とレッサーパンダも言っているよう。(その会話は、人間にはよくわかりませんでした)
20時の閉園時間が迫りました。公開された動物たちもみんな寝床に戻ります。
「きっと真っ暗にならないと、夜行性の動物たち、動かないのかもね~」と思うミモロです。
「でも、レッサーパンダちゃんに会えてうれしい~。今度は、昼間に来るんだ~」と。
ショップには、いろいろな動物のぬいぐるみが売られています。
ミモロのお気に入りは、もちろんレッサーパンダ。
20時になり、動物園のライトが消える時間です。
「みんなおやすみなさい~」というと、ミモロは、動物園を後にしました。
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