「あ、今月いっぱいまでだ~急がなくちゃ~」と、いつもギリギリになって慌てだすミモロ。
「第43回 京の夏の旅」の文化財特別公開も9月30日までです。
ミモロが今回、出かけたのは、東山の円山公園にある「長楽館」です。



ここは明治時代、「たばこ王」と称された実業家 村井吉兵衛氏が、明治42年に迎賓館として作った別邸。
明治の匠が、腕を振るった和洋折衷の建築です。
現在は、ティーサロンとして営業し、その素敵な雰囲気から人気のある場所です。
今回は、普段、お客様がお茶を楽しむ洋館の場所ではなく、最上階の和室「御成の間」が特別公開されています。


ヨーロッパの建築様式を採用した贅沢な洋風の内部。
そこには、さまざまな彫刻が飾られ、まるで美術館のよう。


館内に敷き詰められた赤絨毯。訪れる人たちがお茶やケーキを楽しめるお部屋も、とてもゴージャス。



「もっとおしゃれしてくればよかったかなぁ~」。おめかしして訪れたい豪華が漂います。


さらに上にあがると、今回公開される和の世界に至ります。
「ここお茶室なんだって~」と中は、当時、賓客をもてなす広い茶室が。そこには京都の四季を表現したステンドグラスが、茶室に華やかな趣をもたらしています。



「わ~景色いいね~」とガラス窓の向こうには、東山の緑が広がっています。


和の贅をつくした和室には、金箔の襖や床の間など絢爛豪華。


美しい着物・・・その豪華さにも目を見張ります。
廊下を進むと、外には近くの「大曇院 祇園閣」が聳えています。こちらは、大倉財閥が建てた別邸の一部。こちらも現在、特別公開中です。


戦前、この辺りには、関西の富裕層が別邸を構えるのが、ステータス。素晴らしい建物が今に残るエリアです。
「ここが御成の間?」そう、賓客をおもてなしするための広いお部屋です。



折上格天井や、バカラのシャンデリア、金箔の襖など、御殿という雰囲気の豪華さ。
「洋館だと思ってた~。中にこんな豪華な和室があるって知らなかった~すご~い」と感激するミモロです。
見学を終えて、ちょっとトイレへ。
「わ~ここも素敵~」と、女子トイレは、かつてほかの用途に使われていたスペースなのでしょう。暖炉やステンドグラスが…。


「ほかの特別公開も行こう~」と今頃になって動き始めたミモロ。「だって、夏、暑かったんだもの」そう、ちょっと涼しくなった今が、訪れるチャンスです。

*「京の夏の旅」の詳しい情報は「京都市観光協会」のホームページで
台風21号の関西直撃と北海道の地震のためか、京都は今、観光客が少なめ。祇園もひっそりしています。
「なんか外国人観光客少ないね~」と思うミモロ。猛暑でもあんなにいっぱい訪れた中国人観光客も少なく感じます。
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