師走の京都は、お正月の食材などを求める人たちで町は、賑わっています。
ミモロは、用事があって、千本通の商店街を歩いていました。
千本通の商店街は、昔から地元の人たちが通う店が多い場所。師走のこの日、その中でもひときわ忙しそうな店が…
「あ、このお店忙しそう~こんなお店あったかな~?」と立ち止まったのは、「昔からの京の生菓子 大福餅老舗」です。
店先には、大小さまざまな丸餅が並んでいます。
「お餅ついてるんですか?」とお店の方に声をかけるミモロ。
「はい、今は、鏡餅や丸餅づくりで忙しいですよ~」とお店の方。
ここは、大正時代から続く餅菓子のお店です。
普段は、店先には、ガラスケースがあって、そこにいろいろな餅菓子が並んでいますが、この時期は、それらを奥に移動して、お正月のお餅づくりをなさっているのだそう。
「だから、分からなかったんだ~」と納得のミモロ。
ご家族全員で励む餅づくり。
「あの~どれくらい作るんですか?」とミモロ。「う~よくわかりませんが、ここのところ、朝から夕方までずっと作り続けています~」と。
毎年、注文するお寺や常連さんが、すでにあらかじめ注文して、次々に取りに来たり、届けているのだそう。
「美味しそう~」
「大福餅って、なんかすごく縁起のいいお名前ですね~」とミモロ。まさにお正月にふさわしい店名。
京都のお雑煮は、白味噌に丸餅が定番。角餅は、ここでは注文で作るのだそう。
丸餅が並ぶ中に「星付」というお餅があります。小さなお鏡餅のような感じ
「あの~このお餅なんですか?」とミモロ。「それは、台所やトイレ、風呂場などにお祀りするお餅で、下にウラジロなどを敷いて飾るんですよ~」とお店の方。
なんかミモロサイズの鏡餅という感じです。「あの~これ1つください~」とミモロ。
さらに「このお餅も飾ろう~」と紅白の丸餅に興味津々。
小さな丸餅は、アワ、ヨモギ、エビと黄色、緑、赤、そして白の4種類。「みんな自然の色なんだ~」と。
袋詰めもありますが、好きな数だけ量り売りで購入することができるのです。「あの~赤いのと、白いの2こずつください~」とお願いします。
ミモロは、お餅の袋を持って、お店を後に…
近所の魚屋さんには、お正月用のハマグリなども店先に。
「ここにお詣りしていこう~」と、立ち寄ったのは「千本えんま堂」です。
「今日は閻魔様に会えないんだ~」と、年に何回か、公開される大きな閻魔様が、ミモロは怖いながらも、大好きなのです。閉じた扉に向かってお詣りします。
「ミモロちゃん、今年もよくお詣りに来てくれましたね~。来年もどうぞいい年でありますように~」とご住職。
「こちらこそ~お世話になりました~。今日はちょこっとご挨拶に来ました~どうぞいいお年を…」とミモロ。
「ここでも除夜の鐘つけるんだ~」明日は、京都各所のお寺では、除夜の鐘が響きます。
「いよいよ大晦日だね~」と1年を振り返るミモロです。
年末に交わす「いいお年を~」という挨拶がミモロは大好き。
「なんかいい言葉だよね~」と。
そう、いつも会う人にも「いいお年を…」という挨拶は、なんて素敵な響きでしょう。
そしてお正月になると「あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく~」というご挨拶。
日本のネコに生まれてよかった…と思うミモロなのでした。
ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング
ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@aol.comまで