ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

鞍馬から貴船へ。新緑の道を進むミモロ。山には、まだ一昨年の台風被害の爪跡が…

2020-06-09 | 自然
4月から、コロナ感染予防のため、参拝ができなかった「鞍馬寺」。6月4日から再開されました。
ミモロは、さっそく参拝すると、「あ、奥の院にも行けるようになったんだって~」との情報を得て、久しぶりに山道を進むことに。
「あっちだよ~」まずは、奥の院を目指します。

進む道は、大きな杉が茂る山道。「でも、なんか前に来た時より、山道明るい気がする~」と。
 
道の傍らには、輪切りにされた杉の大木…これらは、一昨年の台風で倒れた杉です。
非常な強風を伴った台風が、京都の山にもたらした被害は大きく、今も、そのつけ跡が残っています。

「う~頑張らないと~」と息を弾ませるミモロ。外出自粛の期間が長引き、すっかり足の筋肉が衰えたよう…。


「ふ~」とひと休みしたのは、義経の「背比べ石」です。
 
鞍馬の山に10年ほど修行のために暮らした牛若丸(後の義経)が、奥州平泉を目指し旅立つ前に、名残を惜しんで、背を比べたという石。

「この石、義経より大きの?小さいの?」と、ミモロ。そこまでは、わかりません…。
ともかく、鞍馬を旅だった義経は、新たな人生を歩みます。

杉の根が露になった鞍馬の山道。その険しさは、まるで義経の生涯を物語るよう…。

頑張れ!ミモロ…

「背比べ石」から、少し入ったところに「大杉権現社」があります。
「こっちのはず~」
以前は、社があったそうですが、現在は、その姿はありません。周辺には、杉の大木がゴロゴロと横たわっています。

そこに乗って、また深呼吸。杉のパワーを頂きます。

ミモロが進んでいる鞍馬~貴船へ抜ける山道は、実は、ずっと通行ができない状態でした。「ホントに、台風すごかったんだよね~」とミモロ。
一昨年の台風は、鞍馬エリアに大きな被害をもたらし、しばらく停電が続き、また叡山電車も不通にもなりました。その地域の暮らしは、戻ったものの、山に残った倒木を撤去するのは、大変。もちろん費用面もありますが、急斜面の山なので、倒木を撤去する機材を運び入れることがむずかしいそう。人力を頼りに、少しづつ整備が行われています。

ミモロは、山道が明るくなった・・・と感じたのは、多くの杉の大木が倒れ、空間ができたためかも…。以前のように、しっとりとした感じはなく、どこか乾燥した地面がそこに…。

さらに先へ進みましょう。
「あ、池…あれ、鯉?」
まるで深い山にある小さな池・・・そこには、大きな赤い魚が1匹泳いでいました。
「え~この子、金魚だよ~」とミモロ。
そう、どう見ても大きな金魚です。「こんな山の中に、独りぼっちで暮らしてるんだ~寂しくないかな?」と心配します。しばらく金魚に話しかけていたミモロです。きっと誰かが、持ってきたのかも…。そこでこんなに大きく育ちました。「う~ミモロの飼ってる金魚より大きいね~。うちの子、よく食べるのに、ちっとも大きくならないね…」と、飼い主に似て食いしん坊の金魚ですが、1年たっても、小さいまま。そこも飼い主と同じかも…。

トコトコ歩いて、次にお詣りしたのは、「義経堂」です。
 
奥州で命を落とした義経の御霊を祀ったお堂です。懐かしい鞍馬に祀られ、静かに山を見守っています。

「え~い!」と、杉の木を登るミモロ。「牛若丸もここでトレーニングしたんでしょ!」と、どうもそのマネをしているよう。

ネコの本領を発揮して、勢いよく杉に挑んだミモロ・・・その後は…「う~」地面に落ちてしまいました。

さぁ、いよいよ奥の院に行きましょ!険しい山道がミモロの歩みを阻みます。(人間なら、それほど大変な道ではありません。あしからず・・・)


「う~着いた~」と額の汗をぬぐいます。

いつも多くの参拝者が、心静かに祈る場所。ミモロも「どうぞ、コロナが収束して、みんなが安心して暮らせますように~」と祈ります。

そこでしばらく休憩し、貴船を目指し、山道を下ります。




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