「あれ?姫路城って空いてるんだ~だれもいないよ~キョロキョロ」
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京都から新幹線で45分の姫路。そこには、世界遺産である国宝姫路城が町の中心に聳えたっています。
日本を訪れる海外観光客に人気のある観光名所のひとつで、通年、多くの人が訪れる場所。しかし、今、コロナ禍の緊急事態宣言が発令中で、観光客の姿は、本当にまばらです。
広大な敷地を有する姫路城の三の丸広場には、隣接してあるのは「姫路市立動物園」。ミモロが興味を示す場所です。
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「キリンやライオンなんかいろんな動物がいるんだって~」というミモロ。でも、今回は、まずはお城ね!
後ろ髪を引かれる思いを残しながら、ともかくお城を目指します。
「すごく大きなお城だね~」と案内図を見たミモロ。あまりの広さにどこを、どう見たらいいか、ちょっと心配に…
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そこで受付のところで、入城料1000円を支払いつつ、ちらりと目にした「姫路城シルバー観光ガイド」の看板。
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個人的にお願いできる観光ガイドさんで、いっしょにお城を巡りながらお城の魅力などを解説してもらえます。
「ねぇ、お願いしようよ~」とミモロはお友達に。観光ガイド料は2時間で2000円。「いいわね~」とお友達。それぞれ1000円出してお願いします。
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姫路城にはスマートフォンの音声ガイドもあり、こちらは通信費だけで利用可能です。「でも、やっぱりガイドさんがいいよね~」と。
そう、姫路城のことを隅から隅まで知る知識豊富な観光ガイドさんが揃っていて、1グループ1名から15名まで2時間お付き合いくださいます。
もちろんパンフレットを見たり、音声ガイドで城内を巡るのも可能ですが、できれば観光ガイドさんをお願いした方が、逆に効率的であり、ポイントを見逃さず、しかも質問もできます。特に、ミモロのように全く知識がない人(ネコ)にとっては最善の楽しみ方。ぜひおすすめです。
「では、中に入ってください~ガイドさん来ますから…」
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「ようこそ~姫路城へ、じゃこれから城内をご案内しますね~」と、ミモロたちは、ベテラン観光ガイドの三木さんといっしょに城内を巡ることに。
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さて、「世界遺産 国宝 姫路城」は、もちろん日本を代表する建造物のひとつ。国内で現存する最大規模の城郭建築で、その歴史的および文化的価値より、平成5年12月、奈良の法隆寺地域の仏教建造物と共に、日本で初めて世界遺産に登録されました。
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平成27年に、5年半にわたる大天守保存修理を終え、それまでの幕が外され、連立する天守と白漆喰総塗籠の秀麗な姿が再び蘇りました。
「わ~まさに白鷺城だね~」と、感激するミモロ。青空に映える白い姿…そこには代々、この城を守る城主たちの思いが込められているようです。
姫路城の歴史は、元弘3年(1333)この地域を治める赤松氏が姫山に砦を築いたことに始まります。
その後、小寺氏、そして黒田氏、池田氏、本田氏、松平氏、酒井氏などが城を増築したりと、美しい城を守り伝えます。
「黒田官兵衛は、このお城で生まれたんですよ~彼が築いた石垣なども残っています」と三木さん。
いろいろなお話を聞きながら進む城内…「やっぱりガイドさんといっしょでよかったね~」と思うミモロです。
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迷路にようになっている城内の道を歩きます…「どこにいるかわからなくなっちゃう~」
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姫路城は、それまでの城郭建築の技術を集約した、城郭建築の傑作。秀吉および家康の庇護および莫大な支援によって守られた城でもあります。
「ミモロちゃん、ここでは人気時代劇の「暴れん坊将軍」のタイトルバックの撮影が行われました。どうしてだかわかる?」と三木さんからクイズが…「え~『暴れん坊将軍』で松平健さんが、白い馬で現れるタイトルでしょ…」と、「タッタタ~タタタタ~」と思わずテーマソングを口ずさむミモロです。気分はすっかり暴れん坊将軍…。
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「う~つまり江戸城に見せてるわけだよね~」「そうですね~」「立派な城だから…」とミモロ。「う~それでじゃなくて…つまり江戸城に似てるんです。天守閣や白い壁,お濠の作り方なんか…」と三木さん。「え?江戸城って、白かったんだ~」ミモロの頭には、皇居の姿が浮かびますが、どうも昔の江戸城の姿はよくわからないのでした。
ちなみに、姫路城では、「007は二度死ぬ」か「「影武者」「大奥」「関ヶ原」などの映画のロケにも使われたそう。
「さぁ、天守に登りましょう」と三木さんのあとを追うミモロです。
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「ところで、あの~このお城、焼失したりしなかったんだ~空襲とか大丈夫だったの?」とミモロ。
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「はい、幕末、徳川方だったため、新政府軍に包囲され、幕府軍に空砲を打たれたことはありましたが、すぐに新政府軍と交渉し、開城し、攻撃を回避しました。また、明治維新に全国に発せられた「廃城令」でも存続する56城に選ばれ解体を免れたんです。さらに太平洋戦争で、姫路が空襲を受けた時、爆弾を撃ち込まれたんですが、それが奇跡的に不発だったんです。なんでも夜間の空襲で、レーダーに映った濠が沼だと思われ、あんまりお城の周りは爆撃しなかったとも…。焦土となった姫路の町に、聳え立っていた天守の姿を見た時、人々は涙を流したそう…」と三木さん。
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眼下に広がる姫路の町…「すごい奇跡的だね~空襲受けなかったの…不滅の城なんだね~」と改めて姫路城の運の強さを思うミモロでした。
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「天守の中って広いんだね~」と、6階建の天守を下から次々に上がってゆきます。
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「広く感じるのは、他に人がいないからなんじゃない?」とお友達。そう、ミモロが走り回れるほど空いているのです。
「いつもは、たくさん参観者がいらっしゃるので、天守には2時間待ちということも。もちろんそれぞれの階に上がれる人数の制限もありますから…」と三木さん。
通常なら、大勢の人で、ミモロがひとりでは歩けない状況のはず…。「わ~独り占め…」と、姫路城を思う存分楽しむミモロです。
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