祇園四条通にある老舗和菓子店「鍵善良房」。今年春、大和大路通からちょっと入った場所に「ZENBI」という小さな美術館をオープンしました。
「わ~お伝えするのが遅くなっちゃった~ごめんなさ~い」というミモロ。6月27日まで開館記念特別展が開催されています。
京都らしい路地にある小さな美術館。「以前は、ここギャラリーだってよね~」とミモロ。お友達のアーティストが開催した個展などで何度かお邪魔したことがありました。
2021年1月18日にオープン。ミモロは、春にこちらに伺いました。
「わ~素敵~」上質の和モダンの建物。館内の至る所に、洗練された雰囲気が漂っています。
ミモロは、時々のんびりとその雰囲気を楽しみます。
今回の開館記念特別展は「黒田辰秋と鍵善良房~結ばれた美への約束~」です。
「あの~黒田辰秋さんって、どういうアーティストなんですか?」と全く知識のないミモロは、館長である今西善也さんに伺います。
今西さんは、「鍵善良房」の15代目の当主でもあり、祇園祭にも深く関わっていらっしゃるまさに京都を代表する人物のおひとり。
「黒田辰秋さんは、祇園に生まれた木漆工芸作家で、素地から加飾まで一貫製作する独自のスタイルを確立した人なんです」と。
「え~漆器って、いろんな職人さんが分業して作るものだって思ってた~」とミモロ。
「1970年に、木工芸分野で初めて重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されたんです」と今西さん。
「あの~鍵善さんとはどういう繋がりがあるんですか?」とミモロ。
「はい、それはね~1931年、黒田さんが27歳の時、同世代で同じ京都生まれの「鍵善良房」の12代目当主が、店舗の大飾り棚製作を依頼したことに始まります。黒田さんの作品に惚れ込んだ当主は、その後も次々に調度を依頼し、その作品は、今も大切にお店で使われているんですよ」と。
「あ、この螺鈿の器…お店で葛切り入れているのだ~」と、展示されている作品の中で、見たことがあるものを見つけたミモロです。
美しく輝く螺鈿の器…そこには黒田辰秋の美意識の高さと素晴らしい技術が、惜しみなく注がれているのです。
数々の素晴らしい作品を今日まで伝えることができたのは、「鍵善良房」の歴代当主の本物の美を愛する心がそれを支えてきたのです。
「本物の美しさって、心癒されるね~」と言いながら、さまざまな作品が展示される館内を巡ります。
「素敵な展示見たら・・・なんか葛切り食べたくなっちゃった~」とミモロならずとも思うはず…。
ミモロは、その後、四条通の「鍵善良房」の暖簾をくぐりました。
*「ZENBI」鍵善アートミュージアムの詳しい情報はホームページで
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