京都岡崎の「京都伝統工芸ミュージアム」(みやこめっせ地下1階)で、1月23日まで開催中の「職人パスとパス」の特別展。そのスペシャルワークショップでミモロは、京提灯づくりが体験できる「ちび丸づくり」に参加しました。
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教えてくださるのは、江戸時代から続く京提灯の工房「小嶋商店」の職人さんの武田さんです。
さて京提灯の特徴は、その骨組み。
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一般的な提灯は、骨となる竹ひごは、グルグルと型に巻く、螺旋状になっていますが、今回の京提灯の骨は、平行で縦の針金で止められています。提灯を形作り型に合わせ、一本一本の竹ひごを切り、接続させ、それを均等に平行に止めるのは、本当に手間と技術が必要。そのため現在、京提灯が作れる工房はごく限られたものに。
ワークショップでは、その手間のかかる部分は、すでに作ってくださっていて、ミモロたち参加者は、そこに和紙を貼る作業を体験します。縦の軸は、今回針金なので、しっかりとした骨組みとなり、そのため折りたたむことはできません。
大きなテーブルに座って、ミモロたちはまず、武田さんに今日の作業の工程や和紙の貼り方の説明を受けます。
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糊の置き方、和紙の貼り方など、実際にデモンストレーションを…
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「どうしよう覚えられないかも…忘れちゃった~」と、ちょっと心配そうな表情のミモロです。
それから、いよいよ作業にかかります。
最初の作業は、和紙選び。テーブルに用意された色とりどりの和紙と白いレースのように透け感のある和紙を2枚組わせて貼るのです。
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「どれにしようかな?」とミモロ。「あ、これにする~」と、大好きな赤の紙を選びます。
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お隣の参加者は、とても涼やかな色どりを選ばれました。「どんな提灯になるか楽しみね~」と、笑みを交わす二人です。
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「では、骨に糊を置いてください~」と武田さんの声。「え~と筆に糊を取って、骨にトントンって置くようにすればいいんだよね~。あ、はみ出しちゃった~」とミモロ。
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「多少はみ出しても大丈夫です。でも型の段ボールについた糊は、指で取っておいてください。和紙をくっついて、あとで型からはずれなくなりますから…」との注意を受けます。
選んだ和紙は、全部で8枚。色の和紙と白い和紙をセットして、今回の「ちび丸」の小さな提灯には、4面に貼って行きます。
大きな提灯になると、その紙の枚数は増えるのは当然のこと。しかも提灯の形に合わせて紙をカットしたものを使うので、貼る前の作業も大変です。
2枚合わせた和紙に水を吹きかけ濡らします。ミモロの手では小さすぎるので、ここはお手伝い…。
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湿った和紙を糊を付けた骨の上にのせます。
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「骨からはみ出さないように~」と緊張しながら作業します。
骨にのせた和紙を骨に馴染むように、少し押し付けて、縦の針金からはみ出した部分を指で取り除きます。
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「キャ~やぶっちゃったら大変~」と、さらに緊張する作業が続きます。
「できた~こんなでいいでしょうか?」と、ミモロが貼った部分を武田さんに見ていただきます。
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「はい、上手に貼れましたね」と言われ、ホッと笑みが浮かびます。
「あと、3枚貼らなくちゃ~」次に貼るのは、赤い和紙を貼った部分の向かい側。「ここは黄色の和紙にしよう~」
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京提灯の和紙貼り作業は、まだまだ続きます。
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