ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[京都の食文化を楽しむ会・立冬編」精進料理を知り、味わう!「大正大学京都アカデミア」にて

2024-11-10 | 体験
「いろいろな季節の食材が味わえる料理だね~」とミモロが食べているのは、精進料理です。


11月5日の夜、京都の知恩院そば、東大路通沿いにある「大正大学京都アカデミア」で行われた「食」に関する講座。

京都の文化などを、さまざまな講師を招き興味深い講座を企画しています。

この夜の参加者は、15名。参加料は3000円です。

初めに、館長さんなどのご挨拶。

京都では、いろいろな公開講座が行われ、大人の学び心を刺激しています。

食いしん坊のミモロが興味を示すのは、「食」に関する講座。

この日は、「精進料理を知り、味わう」がテーマ。まさにミモロにピッタリ。事前に申し込みをして、楽しみ訪れました。

講師を務めてくださったのは、神奈川県川崎市の天台宗の「金剛山福昌寺」の副住職の飯沼康祐さん。
オンラインでの講義です。

ご実家のお寺の継承者として、大正大学に在学中、19才で比叡山延暦寺で出家得度。人間の生きることに深く関わる「食」に関心を抱き、学生であるときから、「食」を通じた布教を志します。卒業後、都内の飲食店で修業しながら、調理師免許を取得。
「すごい!プロの料理人さんなんだ~」と、その経歴に驚くミモロ。

それから、現在は、お寺を中心に各地で精進料理会を開催。坐禅をし、ゆったりとした時間の中で、心を調え味わう料理。食べることの大切さと共に、命を頂く感謝を、幅広い世代にアピールなさっています。


オンラインの画面を見ながら、お話を伺います。


「精進料理というのは、修行僧の食事として伝えられ、動物由来の食材を一切使わず作る料理です。それは、健康を大切にし、環境にも配慮された食といえます。仏教には、食事を頂く前に心の中の不浄を浄める「斎食儀」という食事の作法があります」と、

そのお話もしてくださいました。頂く前に、唱えるお経などいろいろあることを知りました。

僧侶の食事は、出されたものを全部キレイに食べることが基本。
「これは、得意なんだけどなぁ~」というミモロ。でも、心構えが違います。

飯沼さんは、精進料理に関する料理本も出版。

家庭でも楽しめる中華風、イタリアン風など、多彩な味わいがそこに…。

この日は、ヴィーガンメニューや精進御膳などを開発。また、さまざまな会合などの出張料理を手掛ける三田清美さんが、飯沼さんの提案する料理を基に、独自のアイディアも加えた料理を用意してくださいました。

「う~実際に食べられないのは、残念ですね~」と画面越しに料理を見る飯沼さん。オンライン講座の残念なところかも…。

さて、この夜の御膳のコンセプトは、野菜を残さず丸ごと頂くこと。

「結構食べ応えある~」とミモロ。

さまざまに工夫された料理で、ボリュームもあります。

「美味しいね~」と参加者から声が…


食材を無駄にせず、使い切ることが信条の三田さん。常に新たな料理開発に余念がありません。


「最近、ミモロ、食べすぎかなぁ~」と、猛暑でも食欲が衰えず、豊穣の秋を迎え、ますます食欲が増すことが予想されるミモロ。
地球の食糧事情も、将来的に大きな課題に直面しそうな将来…野菜をはじめ、多くの生物の命を頂く人間の食。
「もっと感謝しながら頂こう…」と思ったミモロです。

観光客の姿が消え、静寂が戻った京都の町を、ミモロは帰路につきました。



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