兵庫県宝塚市の「大本山 中山寺」を訪れているミモロ。
「すごく大きなお寺だね~」と、驚きます。関西では、子宝と安産を祈願するお寺として有名。何代にも渡り、子孫繁栄を願うご家族が多いとか。
さぁ、石段の上の「本堂」に行きましょう。
石段を上りかけると、「こっちの方が楽ちんだよ~」とミモロが走って行ったのは、エスカレーター。
安産祈願の参拝者が多い「中山寺」には、妊婦さんや小さな子供連れのために、エスカレーターの他、エレベーター、授乳室、おむつ替え台なども備えられています。「付き添いのおじいちゃんやおばあちゃんも安心だね~」とミモロ。もちろん車いすでの参拝も可能になっています。
今後いっそう進む高齢化…そのためにエスカレーターやエレベーターを備える寺院も、これから多くなっていくのでは?
ご本尊の十一面観音菩薩がお祀りされる「本堂」。
「わ~鮮やかな色がいっぱい~」と天井を見上げます。
実は、「本堂」には、三体の十一面観音菩薩が祀られ、合計で33面に。この数字は…そう、西国三十三カ所の観音を象徴しているのだそう。
「本堂」の正面には、「救世閣」と書かれた額が…
世の中の人々を救うお堂なのです。
創建当時、「本堂」は、奥の院が建つ山の上にあったとか。天正6年(1578)に「荒木村重の乱」で伽藍を焼失。慶長8年(1603)に、豊臣秀頼の発願で現在の場所に再建されたのです。
荒木村重は、織田信長に仕え、さまざまな合戦で功名をあげた武将です。しかし、信長に反旗を翻し、家臣やその家族、自身の妻子も信長により命を絶たれてしまいます。
なんでも、村重の両親は、なかなか子宝に恵まれず、「中山寺」に祈願し、村重という息子に恵まれたと。また、再建をした秀頼も、秀吉が、やはり「中山寺」に子宝を祈願した末に授かった息子です。
「中山寺って、やはりすごいんだね~」とミモロ。その御利益は、歴史を動かすほどに…。
「本堂」に話を戻すと、外周から柱、上部壁面、天井まで、一面に、極楽に住むといわれる龍、麒麟、鳳凰、象などが躍動感あふれる姿で描かれています。これらは、江戸中期から後期にかけて施されたものだとか。
「これ、十一面観音菩薩さまと繋がるんだよね」と五色の紐に触りながら祈ります。
次は、「五重塔」のそばへ
[なんかあの五重塔、青く光ってない??」と塔を見上げるミモロ。
荒木村重の乱によって、伽藍のほとんどが焼失した「中山寺」。秀頼が再興に着手しますが、残念ながらかつてあった五重塔の再建までには至りませんでした。それから時を経て、400余年後、「多宝塔」が再建、そして10年後にこの「五重塔」が再建されたのです。平成29年のことです。
再建された高さ28mの五重塔は、「青龍塔」と名付けられました。
奈良の「法隆寺」の五重塔同様、裳階がある伝統的な木工技法で作られた数少ない建物。
軒の垂木部分などに青色を施し、遠くからも青く輝いて見えます。これは東西南北を司る四神の東を守る青龍をイメージしているのだそう。塔の地下には、ネパールのダルマキールティ寺院より贈られた仏舎利が祀られているとか。
多くの人々の悲願だった五重塔の再建。「中山寺」のシンボルの再興です。
「遠くからも目立つよね~」と、その姿は、この地域の人々をいっそう勇気づけることでしょう。
さぁ、梅を見に行きましょう。
境内の西の山の斜面に植わる梅。
「なんか温かいね~」と、春の陽光が降り注ぐ山は、今、梅の花盛り。
「ここ入園料無料なんだ~」
梅の植わる山は、墓所でもあるので、お墓参りに訪れつつ、梅を愛でる家族連れも多数。
「いい香りがするね~」クンクン…
ここに実った梅の実は、収穫後、梅干しなどになるのだそう。
「あ、飛行機~」梅越しに仰ぐ青空に飛行機の姿。
京都では、めったに見られない飛行機…伊丹空港も近く、ここではごく日常的…でもミモロにとっては珍しいもの。
梅を鑑賞したミモロ…「お腹空いた~」と、やはり花より団子でしょうか???
広い境内を歩き回ってひと休みしたい気持ちもわかります。では…
「ここにする~」とお寺からすぐの「魚安」というお店へ。
お寿司やうどんなどのお店です。
ミモロは、キツネそばを注文。大きな甘キツネが丼一面に…
「しっかり食べとかないと、京都まで帰れない~」と完食。
お腹がいっぱいになったミモロは、阪急電車に乗ると、すぐに眠ってしまいました。
「十三駅」で乗り換えて、「京都河原町」へ。その間もずっと眠るミモロでした。
京都に到着して四条通に出たところで、「キャ~寒い!ブルブル~」寒さで眠気も吹っ飛んだよう。
そう、ポカポカした陽気だった宝塚…「やっぱり京都って、寒いね~」。本当に気温差を感じます。
*「大本山 中山寺」の詳しい情報はホームページで
<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
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ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
「すごく大きなお寺だね~」と、驚きます。関西では、子宝と安産を祈願するお寺として有名。何代にも渡り、子孫繁栄を願うご家族が多いとか。
さぁ、石段の上の「本堂」に行きましょう。
石段を上りかけると、「こっちの方が楽ちんだよ~」とミモロが走って行ったのは、エスカレーター。
安産祈願の参拝者が多い「中山寺」には、妊婦さんや小さな子供連れのために、エスカレーターの他、エレベーター、授乳室、おむつ替え台なども備えられています。「付き添いのおじいちゃんやおばあちゃんも安心だね~」とミモロ。もちろん車いすでの参拝も可能になっています。
今後いっそう進む高齢化…そのためにエスカレーターやエレベーターを備える寺院も、これから多くなっていくのでは?
ご本尊の十一面観音菩薩がお祀りされる「本堂」。
「わ~鮮やかな色がいっぱい~」と天井を見上げます。
実は、「本堂」には、三体の十一面観音菩薩が祀られ、合計で33面に。この数字は…そう、西国三十三カ所の観音を象徴しているのだそう。
「本堂」の正面には、「救世閣」と書かれた額が…
世の中の人々を救うお堂なのです。
創建当時、「本堂」は、奥の院が建つ山の上にあったとか。天正6年(1578)に「荒木村重の乱」で伽藍を焼失。慶長8年(1603)に、豊臣秀頼の発願で現在の場所に再建されたのです。
荒木村重は、織田信長に仕え、さまざまな合戦で功名をあげた武将です。しかし、信長に反旗を翻し、家臣やその家族、自身の妻子も信長により命を絶たれてしまいます。
なんでも、村重の両親は、なかなか子宝に恵まれず、「中山寺」に祈願し、村重という息子に恵まれたと。また、再建をした秀頼も、秀吉が、やはり「中山寺」に子宝を祈願した末に授かった息子です。
「中山寺って、やはりすごいんだね~」とミモロ。その御利益は、歴史を動かすほどに…。
「本堂」に話を戻すと、外周から柱、上部壁面、天井まで、一面に、極楽に住むといわれる龍、麒麟、鳳凰、象などが躍動感あふれる姿で描かれています。これらは、江戸中期から後期にかけて施されたものだとか。
「これ、十一面観音菩薩さまと繋がるんだよね」と五色の紐に触りながら祈ります。
次は、「五重塔」のそばへ
[なんかあの五重塔、青く光ってない??」と塔を見上げるミモロ。
荒木村重の乱によって、伽藍のほとんどが焼失した「中山寺」。秀頼が再興に着手しますが、残念ながらかつてあった五重塔の再建までには至りませんでした。それから時を経て、400余年後、「多宝塔」が再建、そして10年後にこの「五重塔」が再建されたのです。平成29年のことです。
再建された高さ28mの五重塔は、「青龍塔」と名付けられました。
奈良の「法隆寺」の五重塔同様、裳階がある伝統的な木工技法で作られた数少ない建物。
軒の垂木部分などに青色を施し、遠くからも青く輝いて見えます。これは東西南北を司る四神の東を守る青龍をイメージしているのだそう。塔の地下には、ネパールのダルマキールティ寺院より贈られた仏舎利が祀られているとか。
多くの人々の悲願だった五重塔の再建。「中山寺」のシンボルの再興です。
「遠くからも目立つよね~」と、その姿は、この地域の人々をいっそう勇気づけることでしょう。
さぁ、梅を見に行きましょう。
境内の西の山の斜面に植わる梅。
「なんか温かいね~」と、春の陽光が降り注ぐ山は、今、梅の花盛り。
「ここ入園料無料なんだ~」
梅の植わる山は、墓所でもあるので、お墓参りに訪れつつ、梅を愛でる家族連れも多数。
「いい香りがするね~」クンクン…
ここに実った梅の実は、収穫後、梅干しなどになるのだそう。
「あ、飛行機~」梅越しに仰ぐ青空に飛行機の姿。
京都では、めったに見られない飛行機…伊丹空港も近く、ここではごく日常的…でもミモロにとっては珍しいもの。
梅を鑑賞したミモロ…「お腹空いた~」と、やはり花より団子でしょうか???
広い境内を歩き回ってひと休みしたい気持ちもわかります。では…
「ここにする~」とお寺からすぐの「魚安」というお店へ。
お寿司やうどんなどのお店です。
ミモロは、キツネそばを注文。大きな甘キツネが丼一面に…
「しっかり食べとかないと、京都まで帰れない~」と完食。
お腹がいっぱいになったミモロは、阪急電車に乗ると、すぐに眠ってしまいました。
「十三駅」で乗り換えて、「京都河原町」へ。その間もずっと眠るミモロでした。
京都に到着して四条通に出たところで、「キャ~寒い!ブルブル~」寒さで眠気も吹っ飛んだよう。
そう、ポカポカした陽気だった宝塚…「やっぱり京都って、寒いね~」。本当に気温差を感じます。
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