京都の南、伏見区にある「京セラ」本社。ミモロは、「稲盛ライブラリー」を見学。
そして、その後に、「あの~本社の前にある看板に、「京セラギャラリー」と「京セラファインセラミック館」があるって書いてあったんですが、そっちも見学できますか?」とミモロは、ライブラリーを案内してくださった篠さんに伺いました。
「はい、いいですよ~一緒に行きましょう~」と、親切にミモロを本社へと連れて行ってくださいました。
「わ~立派なロビー」広いロビーにミモロは、ビックリ。受付に行って、見学する旨を告げます。
ロビーには、絵画や彫刻が飾られています。
「わ~美術館みたい~」と、キョロキョロするミモロ。
「はい、こちらからどうぞ~」と、ギャラリーの中へ進みます。
そこには、ガラスを使った美術品や工芸品が展示されています。
「このギャラリーは、1998年に社会貢献活動の一環として開館しました。いつも無料で公開してるんです」と篠さん。
特に、中国の清代に作られた乾隆ガラスの作品は、まるでカメオの細工のよう。白梅の水差しや「鼻煙壺(びえんこ)」という嗅ぎ煙草の小瓶に見とれるミモロです。
「素敵な小瓶・・・香水入じゃないんだ~」ミモロには、嗅ぎ煙草がどういうものか、よくわからないのでした。
そして「これ、ぜひ見てください~京セラファインセラミックの器です」と篠さんが、ちょっと自慢顔で見せてくれたのは、京セラが電子工業用材料として開発した非常に高度に管理されたプロセスによって製造されたセラミックを特に「ファインセラミックス」と呼びます。
それにをさらに工夫し、美術工芸品も作るようになったそう。器などで、絵付けをしたものを、「玉磁」と呼んでいるのだそう。
「わ~すごく透明感がある薩摩焼だね~」と、その美しさに見とれるミモロ。「そう、キレイでしょ!」
さらに、絵画も名作揃いで、
貴重なピカソの銅版画347シリーズをはじめ、東山魁夷や上村淳之の作品、
「では、2階にも行きましょう」エスカレーターで2階へ。
「わ~ロビーの構造がよくわかる~。ここ自体がアートだね~」とミモロ。
2階には、「京セラ」の家庭用製品を販売するショップがありました。「こんにちは~」「いらっしゃいませ~まぁ、可愛い~」
「あ、包丁やピーラーが並んでる~」
いろいろな製品を作っている「京セラ」のセラミックの技術を使った包丁は、なかなか人気なのだそう。
「切れ味バツグンなんですよ~試してみて~」と言われ、ミモロは包丁を握って、紙を切ってみます。
「あ、ホント、よく切れる~ミモロのうちの包丁よりいい切れ味~」とミモロ。握りやすく、切れ味も持続し、錆びないし手入れも簡単、金属の匂いなどが食品に付かないことが魅力です。持ち手もカラフルで、お料理をするのが楽しくなりそうな料理道具です。
「欲しいな~」と、また憧れの品になりました。
「こっちはなんだろ?」とミモロ。そこはショールームで自動車、医療、情報などさまざまな分野で活躍する「京セラグループ」の情報をわかりやすく展示しています。
「あ、これ本社ビルでしょ!」とミモロ。
「そう、これは、太陽光発電などを応用しているビルですよ」と。「え~ビル全体が発電できるの?」とビックリ。そう、「京セラ」本社ビルは、3階以上の南側壁面に1392枚、屋上に504枚の太陽電池モジュールを設置し、1棟の高層ビルの垂直壁面に設置されたものとしては、世界最大級の出力規模を誇るそう。火力発電による電気の生産を抑えることで、二酸化炭素の排出を抑える環境にやさしいシステムです。
気づけば、すでに閉館時間が迫っています。「わ~ファインセラミック館見る時間ないかも~」と慌てるミモロ。
そう、もう閉館時間です。特別ちょこっと覗かせて頂きましたが、「わ~ん、もっと見たかった~今度、またゆっくり来ます~」というと、ミモロは、エスタレーターで1階へ。
「今日はありがとうございました。すごく楽しかったです~」とミモロ。
「はい、どうぞ、またゆっくり見に来てくださいね~」と、「稲盛ライブラリー」ご担当の篠さん。手を振ってお別れです。
すでに17時を回り、夕暮れが迫る時刻。「京セラってすごいね~」と、名前は知っていても、どんな事業をしているのかなど、あまり具体的に知らなかったミモロ。近年、企業の工場や施設を見学できる機会が増えています。「また、いろんな企業の見学したい~」と思うミモロです。
本社ビルの前に飾られる彫刻にもお別れをいうミモロでした。
*「京セラギャラリー」京都市伏見区竹田鳥羽殿町9 075-604-6141 開館時間:10時から17時 土・日・祝日休館 入館無料
*3月31日までコロナウィルスの影響で、臨時休館中です。再開に関しては、ホームページでご確認ください。
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