「これ素敵でしょ!」とミモロがもつバッグは、風呂敷でできています。
ミモロが訪れているのは、三条通にある風呂敷専門店「むす美」です。
モダンな雰囲気の店内には、カラフルな風呂敷が種類豊富に並んでいます。
「いらっしゃっませ~。」と笑顔で迎えてくださったのは、広報をご担当の山田悦子さん。
この風呂敷専門店「むす美」は、昭和初期に創業した風呂敷の製造卸商「山田繊維株式会社」の直営店です。
「昔は、製造と卸だけで、小売りのお店はやってなかったんですよ~」と。日本では、昔からモノを運んだり、包んだりするのは、風呂敷で、明治以降、鞄が登場。今や鞄、バッグが、風呂敷に代わり、モノを運ぶアイテムとして主流になってしまいました。
「風呂敷は、日本の文化なんですけど・・・」とおっしゃる山田さん。もちろん今も日本の伝統文化の世界や和服には、欠かせないアイテムですが…。
一般家庭で、風呂敷を持っていないという家も、若い世代には、多いそう。
しかし、レジ袋の有料化で、お買い物にエコバックを使う人が急増。そこで、携帯に便利な風呂敷も注目されるようになったのだそう。
「レジ袋の有料化が決まって以来、お客様も増えました。今まで風呂敷を使ったことがない方々に、改めて風呂敷の素晴らしさと魅力を知って頂けたらうれしいです」と。
「あれ?まるでバッグみたい~」と、店に展示されている風呂敷を見て、ミモロは、興味津々。
「風呂敷を結んでバッグみたいにできるんですよ~。すごく簡単に~」と山田さん。「こうやって、角を結んで内側に入れれば出来上がり…ほらね!」
「ホント!簡単にショルダーバッグになった~」ミモロも簡単に入れます。つまりものの出し入れが簡単にできるんです。
風呂敷のイメージは、モノを包んで、縛ると、出し入れに、またほどかないと・・・と思いがち。でも、これからバッグと同じで、しかも結び目をほどけば、また元の1枚の布になり、折りたためばコンパクトになります。
「バッグに1枚、風呂敷持ってれば、おうちに帰る途中でコンビニでお買い物するとき、便利だね~」とミモロ。
コンビニでお買い物するとき、「レジ袋どうしますか?」と聞かれると、「いりません!」と答えるミモロ。2,3円のことながら、「なんか余分に支払う気がする~」と、なかなかしっかり者のミモロです。そのため、いつもエコバックを携帯するようになりました。でも・・・
「なんかスカーフみたい~エコバックはバッグ以外に使えないけど…」。
とても洒落た雰囲気のデザインが多く、和のムードが漂う風呂敷のイメージより、スカーフという感じ。
「そう、ぜひスカーフやストールとしても使ってください~。スカーフとここの風呂敷が違うのは、素材の丈夫さです。ものを進み、運ぶ風呂敷には、耐久性が求められます。ですから綿、ポリエステルなどの素材が多く、汚れても簡単に洗濯ができるんですよ」と。
また、結んだ時に表情が豊かな色やデザインが多いのもここの特徴。
リバーシブルの風呂敷もいろいろ。「1枚でいろんなことができるんだ~」とミモロ。
風呂敷がモノを包み、運ぶアイテム以上の多様性を感じさせるものが、最近、大人気の「アクアドロップ」という風呂敷です。
この素材は、撥水加工がされていて、アウトドアや雨の日にも使えるもの。
「中に水が滲みないので、いろいろなカバーにも使えますから、突然の雨の時は、レインコートにもなるんですよ。しかも、袋のように結べば、水を運ぶこともできます」という優れもの。「え~水も運べるの~ということは、緊急事態の時にすごく活躍しそう…」と目を丸くするミモロ。
「そう、緊急事態に目立つような色のものもあり、その表面には、緊急事態での使い方も書いています」と。
そこには、三角巾やリュックなどに使う結び方が図解されています。
「これ、車に積んでおくと、いざ・・という時使えるね~」とミモロ。風呂敷の進化を感じさせる品です。
おうちでは、インテリアとしても重宝する風呂敷。クッションやティッシュペーパーのカバーとしても素敵!もちろん広げてテーブルクロスにも
「ホント、可愛い柄もいろいろあるんだ~」と、すっかり風呂敷に夢中になったミモロ。
「むす美」は、東京にもショップがあり、京都と同じように、風呂敷の使い方セミナーなども開催しています。
「大きなものを包めるよ~」と、う~その使い方、なんかクラシック。
1枚の布の風呂敷・・・だからこそ、使い方は幅広く、これからは、いっそう人気のアイテムになりそう。
*「むす美」京都市中京区三条通堺町東入る桝屋町67 ☎075-212-7222 営業時間 11:00~19:00 無休 オンラインショップもあります。
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