奈良県の最南端の「十津川村」にバスで約4時間揺られて到着したミモロ。
翌朝は、宿泊した「ホテル昴」から、山の上にある「果無(はてなし)集落」へ出かけることに。
朝も、源泉かけ流しの温泉に入ってから、しっかり朝食を頂きます。
「パワー付けないとね~」と、ボリュームある和食の朝食です。
「さぁ、登るよ~」と、歩きやすいスタイルに着替えて、ホテルを出発。
向かうのは、近くの山にある集落です。「果無(はてなし)集落って、なんかすごく遠い感じのする名前の集落だね~」とミモロ。そこは、「果無峠」の入口に位置し、熊野参詣道の小辺路沿いにある小さな集落です。
「なんか景色がいいらしいの。行ってみたい!」というお友達の裕子さんのリクエストです。
ホテルのある「昴の郷」から、まずは近くを流れる上湯川へ。そこへは、トンネルを抜けてゆきます。
車が1台通るのがやっとの狭いトンネルです。
そこを抜けると、目の前に現れたのは、吊り橋。
「十津川村って、本当に吊り橋いろいろあるね~」とミモロ。有名な「谷瀬の吊り橋」以外に、生活に使われる吊り橋が、いくつも谷にかかっているのです。
「柳本橋」という吊り橋は、それほど高い位置に掛かっているわけではありませんが、お友達の裕子さんにとっては、足がすくむ橋のよう。
「大丈夫?絶対に落ちないから安心して~」と、恐々進む裕子さん。先に渡っているミモロが励まします。
「ほら、全然大丈夫だよ~」と、吊り橋の揺れにも、すっかり慣れたミモロは、弾むように歩きます。
「ミモロちゃん、揺らさないで…」と、後ろにいる裕子さん。「あ、ごめん…」橋が揺れないように静かに歩くミモロ。
橋を渡り、川沿いの道を進み、「ここじゃない?集落への入口…」
ここまで、約20分。実は、これからが、山道の始まりです。標高1114メートルの「果無峠」を目指します。
ふと足を止めると「あ、さっきそばを通った赤い橋だ~」
折り重なる山の間を蛇行する川…その景色に、しばし見惚れるミモロでした。
山を縫うように続く山道…途中には、石仏が…「ギョ!首がない…」
驚きながらも、手を合わせます。
「ヨイショ、ヨイショ…」
懸命に急な山道を進むミモロ…「よかった~よく京都で山を歩いていて…」と日ごろから、山道に馴染んでいるのが役に立ちました。
さらに登ると、道は、いっそう険しくなります。苔むした岩が滑りやすい道。
「注意してね~」と先頭を歩くミモロは、後ろのお友達の裕子さんたちを気遣いながら、進みます。
コロナ禍で、ずっと家にいて、あまり歩いてなかったという裕子さんは、「ミモロちゃん、元気ね~歩くの速い~」と。
「大丈夫…ゆっくりでいいからね~」と励ましながら、山道を登り続けます。
この道は、実は、世界遺産「熊野古道小辺路」です。
次の日には、熊野古道を歩く予定の裕子さんとデーブさん夫妻。「もうここ、熊野古道だよ~」
気づくと、道は石畳で、熊野古道らしい道であることがわかります。
「今日は、予行練習…明日、歩けるかどうか考えるわね~」と、明日の予定が心配に…。
やがて道は、木々の間から、開けた場所へとミモロたちを導きました。
「わ~すごい景色~」しばし休憩しながら景色を楽しみます。
本当に雄大な景色です。ここは、紀伊半島のど真ん中。以前行ったことがある伊豆半島の天城や飛騨高山などとは、山の姿がことなり、たっぷりとボリュームがある感じ。
「きっともう少しだよ~頑張って~」すでに歩き始めて1時間。
木々が覆う道の行く先が明るくなってきました。
「あ、家が見えるよ~」
そう、集落が見えてきました。
「ふ~やっと着いた…」と集落の入口で腰を下ろす裕子さん。
ミモロの前には、山の上とは思えないような広々した景色が広がっています。
さぁ、「果無集落」を通りましょう。
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