ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

香ばしい煎りたての豆。知る人知る「豆末本舗」。下鴨エリアの住宅地に

2017-10-25 | ものづくり

ミモロが住む下鴨エリア。出町柳駅から川端通沿いに信号1つ、御蔭橋のそばに、知る人ぞ知るお豆屋さんがあります。
「豆末本舗」というお店ですが、どこにも看板がありません。
ミモロも、1年以上、この店の前を通っていたのですが、御豆屋さんがあるとは気づかなかったほど。でも、よく午前中に香ばしい香りがあたりに漂っていました。「なんの匂いだろ?」と鼻をクンクンさせていました。

あるとき、その店の前に乗用車が止まっていて、運転していたご婦人が格子のドアを開けて中に入ってゆきました。「知り合いの人かな~」と、前と通りながら中を覗くと、袋詰めされたピーナッツやカシューナッツを何袋も買っているではありませんか。
「あれ?ここ御豆屋さんなんだ~」と初めて知ったミモロ。そこで別の日に、恐る恐る戸を開けて、
「あの~御豆売ってるんですか?」とお店の方に尋ねます。
「はい、うちはお豆を煎る工場なんですが、小売りもしてますよ~」と。

「やっぱり工場なんだ~」と、奥を覗くと、そこには豆を煎る大きな機械がありました。
 
ここで煎る豆は、国産の大豆やピーナッツなどが中心。
殻を取ったピーナッツを、丁寧に煎ってゆくのだそう。

毎日のように煎られるお豆。「あの~一袋ください~」とミモロ。
「はい、ちょっと待ってくださいね~。そこは煎ったばっかりだから、少し熱を冷ましたものを袋詰めしますから~」と。


先代から煎り豆などの工場を引き継ぎ、京都を中心にいろいろな場所に卸しているのだそう。

「あ、福はうちの御豆だ~」とミモロ。「はい、それは煎り大豆ですね~。うちでは五色豆も作っているんですよ~」と。

店の奥には、豆をコーティングする釜も。
 
色づけした砂糖の甘いコーティングは、何度も繰り返し行う手間がかかるものだとか。
「へーえ、そうなんだ~」とミモロ。

ピーナッツや大豆など豆類は、体にいい食品のひとつ。

ミモロは、煎りたてのピーナッツの小さな袋を1つ買いました。
「はい、250円です」「また、買に来ま~す」とお店を後にしたミモロ。

「煎りたてのピーナッツってこんなに美味しいんだ~」と次々に口に入れるミモロ。実は、ミモロは、「柿ピ~」などのピーナッツは苦手で、いつもあられだけ食べてしまいます。でも、ここのピーナッツは、甘皮ごと口へ。「だって甘皮も苦くないんだもの~」と。そう、塩がキツイピーナッツとは違い、自然の味そのまま。だからミモロは、すぐ1袋食べきってしまいます。

最近は、お友達の家の手土産にここの御豆を使うほど・・・。「美味しい御豆ね~」とみんな喜んでくれます。
「ミモロちゃん、お豆のお店、どこにあるの?行ってみたいけど~」とお友達。「え~と、御蔭橋のローソンすぎて、角を曲がってすぐ~。でも看板出てないから、カーテンが開いてたら、お店の人が売ってくれるよ~」と。

お店に行ってから、袋詰めしてくれます。「すごく体にいいお豆って感じがするの」と、毎月のように買いにいくお店です。
節分の時には、お店の前に商品が並びます。


*「豆末本舗」京都市左京区高野蓼原町24 075-781-4342 営業時間は、午前中から午後15時くらい。不定休


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