毎年、春と秋の特別観覧に、鞍馬二ノ瀬の「白龍園」に出かけるミモロ。「白龍園」は、京都の子供服メーカー「青野株式会社」が所有する山のお庭。現在の社長のおじいさまが整備をはじめ、家族、社員が力を合わせて山を立派なお庭にしたところです。一般公開されるようになり、毎日100人限定で観覧でき、今や京都の名所のひとつになっています。
10月14日から始まった秋の特別観覧ですが、台風21号の上陸で、山の木々は暴風雨で枝が折れたり、葉が落ちたりと、お庭を大荒れ状態になり、公開が5日間ほどできなくなりました。
「え~白龍園のお庭が大変なことになってるんだって~」という情報を耳にしたミモロ。「いつもすごくお世話になってるところだから、お手伝いに行こう~」と、箒をもって出かけました。
「あれ?ミモロちゃん、来てくれたんだ~」と青野社長。「はい、ネコの手ですけど、少しでもお役に立ちたくて~」と押しかけたのでした。公開以来、こんなに被害が出たのは初めてだとか。大きな枝もゴロゴロ、楓の枝も折れています。
すでに昨日、社員の方々が応援にいらして、入口付近などは、すでに掃かれていました。
でも奥などは「わ~すごい…」 観覧のお客様が歩く園内の石畳の小路の上には、杉の枯葉やいろいろな小枝などが散乱しています。
「じゃ、ここら辺まだたくさん落ち葉や小枝がある~」ミモロは、石段に積もった落ち葉を掃くことに。
「わ~こんなに集まった」
「白龍園」は苔の美しさでも知られます。「ここもお掃除しなくちゃ~」
園内のいろいろな場所をお手伝い
「休憩にしましょ~」との声。「あ、そう・・・」
園内のお茶処で休憩します。
社員のみなさんとおしゃべりしながら、お茶をいただきました。「すごいミモロちゃん、素敵な箒もってるんですね~」「うん、いろんなとこに美化活動に行ったりするんで~」と。「軍手や長靴も持ってるんだ~」とミモロの完璧な美化活動装備に驚かれました。
「さぁ、もうひと頑張り~」と掃除を再開。
社員のみなさんも、このお庭を大切になさっていることがわかります。もともと業者をいれず、家族や社員で整備したお庭。石段も石畳も、みんなで石を運んで敷いたものなのです。
「本当に風すごかったんだね~」と、台風の大きさを改めて実感。京都市内各所では、ガレージの屋根が飛ばされたり、庭の大きな木が折れたりと、いろいろな被害がありました。
もちろん紅葉が終わってからの落ち葉のお掃除は、毎年のことですが、公開の最中にこれほど園内が荒れてしまうことは、今までなかったことだとか。「すでに楽しみにしてらっしゃる方がたくさんいらっしゃるから…」と青野社長も連日訪れ、自ら掃除をなさっています。
「ミモロちゃん、いい加減なところでお手伝いおしまいにしてくださいね~」と言われて、「はい、そろそろお暇します~」
と皆さんに挨拶して、ちょっと早めに引き上げます。
「わ~ずいぶんキレイになってる~。これなら公開できるね~」
夕暮れまで、作業を続き、また専任のお庭を管理なさっている社員の方は、これからも毎日、お客様を迎えるための整備をなさいます。
一般公開の再開は、27日から。朝8:30から叡山電車出町柳駅で、「叡山電車1日フリー乗車券+白龍園観覧券」2300円と「白龍園観覧券」1600円の当日券トータル100枚が販売されます。尚、白龍園での観覧券の販売はしていません。
「また、もっと紅葉が進んだら来よう~」と。
ミモロは、叡山電車の二ノ瀬駅へ。
「電車来た~」
約2時間ほどのお手伝い…あんまり役には立たなかったようですが…まぁ、ネコの手なのでお許しを…
京都各所の神社仏閣、また庭園では、みなさんお掃除に追われていることでしょう。「京都にいらっしゃるお客様に、少しでも美しいお庭を見せたい!」という京都のおもてなし。どうぞいらっしゃる方は、大勢の人が美しいお庭に関わっていることを、ちょっと思ってくださると、うれしいです。
*「白龍園」の詳しい情報は、ホームページから
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