夏のある日…ミモロは、久しぶりに大阪にやってきました。目的地は、「大阪国立文楽劇場」です。
「ちゃんと単衣のお着物で行こうと思ったけど…やっぱりすごく暑いから、浴衣にしちゃった~」と…。でも帯だけはちょっと変えています。
大阪の地下鉄堺筋線の「日本橋駅」からすぐにある劇場。以前も文楽を見に来たことがあります。
劇場のロビーでは、人形の大きな頭がお出迎え。
壁面には、さまざまな絵画なども展示されています。
「資料室見に行こう~」とミモロは、劇場の奥へ進みます。
さて、浄瑠璃の語りに合わせ、人形が演じる文楽(人形浄瑠璃)は、江戸時代に大阪の町人の間で発展。歌舞伎・能と共に日本の三大伝統芸能に数えられます。
歌舞伎や能にも出かけるミモロですが、人形浄瑠璃は、ミモロにとって、一番親しみを覚えるもの。
以前、たまたま「傾城阿波の鳴門」と見る機会に恵まれたミモロは、登場人物の幼い女の子のおつるにすっかりなり切って、舞台を見ながら涙し、家に戻っても「かかさまの名は~」と、何度もその場面を再現して遊んでいました。
「お人形って、人間が演じるのとは、また別の感情移入ができるんだよね~」とのことです。
もちろん、人形の動かし方、浄瑠璃の演者によって、舞台は異なるのですが…
「感動しちゃうよね~絶対、1度は、見るべきだね!」と。
さぁ、展示を見に行きましょう。
劇場は、通常、上演される演目を見に行く人しか中に入りにくいのですが、11月26日まで、10時~18時。「資料展示室」で「文楽入門」という文楽の基本的内容を解説する展示が行われ、無料で見学できるのです。
舞台に関係するさまざまなもの…
「お人形って、こうなってるんだ~」と、その構造がよくわかる展示も興味をそそります。
文楽の世界では、ものをとても大切にしています。長年、捨てずに使い続けられているものも多く、それに関わる人たちの深い愛情が伺えます。
「頭って、魅力的な表情してるよね~勉強になる~」とミモロ。
首のかしげ方、向きで、その感情を見事に表現する人形遣い。
「ミモロももっと勉強しなくちゃ~」と…。
「素敵~」とミモロが憧れるのは、大きな娘のお人形。1mくらいある、すらりとした体形です。
「伊達娘恋緋鹿子」で、恋するあまり、火を付けて火の見やぐらに上がる場面が有名。
商家のお嬢様らしく、絞りの着物などを着ています。
「大阪国立文楽劇場」では、後期の10月14日から11月26日は、近松門左衛門300回忌にちなんで近松門左衛門の特集企画が展示されます。
「また、その頃、来ようかな…」というミモロ。
「あれ?食い倒れ人形もロビーにいる~さすが大阪…なんか顔見たらお腹空いちゃった~」と。
「お好み焼き、食べて帰ろう!」
暑さもまだまだ続いていますが、そろそろ食欲の秋も近づいているようです。
*「大阪国立文楽劇場」の詳しい情報はホームページで
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