ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

本山修験宗総本山「聖護院門跡」での月に1度の夜の止観。心を鎮める瞑想のひととき

2023-09-13 | 体験

「9月15日の夜19時からだよね~」と、ミモロは、毎月楽しみにしていることがあります。

それは、京都の「平安神宮」の北側に位置する「聖護院門跡」での夜に行われる止観(坐禅)体験です。

姿勢と呼吸を整えて、心を静かに座る止観(坐禅)は、仏教の瞑想法のひとつで、修行で行われること。
「この頃は、外国の人も多く坐禅するんだよね~」とミモロ。

「いろんなことが世の中起こるし、なんか心がザワザワしちゃう~」と最近、今一つ調子が上がらないミモロ。「なんか食欲も落ちてる気がする~」(これは気のせい…)。

そんな状況で、心を落ち着けるのにおすすめなのが、止観(坐禅)です。

京都各所の禅宗の寺院を中心に坐禅会は、頻繁に行われています。
「でも、朝早く起きれない!」という寝坊しがちなミモロのような人にとって、早朝の坐禅会はなかなか参加できないよう。

でも、ミモロが毎月のように通っているのは、夜の止観体験なのです。


シンと鎮まった境内…夜19時から、本堂もしくは2階の広間で行われます。


2階の広間は、修学旅行生なども坐禅体験をしたり、僧侶のお話を伺う場所。
なんと、そこには、「聖護院門跡」で最も古いと言われる仏像や役行者さまの像が祀られています。
そんな仏様に見守られながら、静かに座るのです。

「ここエアコンあるから、快適!」というミモロ。
猛暑が続く京都の夏でも、熱中症にならないように…というお寺側の配慮です。
「坐禅は修行だけど、一般の人にとって、厳しさよりも、まずは、心を鎮めて、気持ちよくなることが大切」

「それにね、夏のお寺って蚊がいるから、坐禅してると、ブ~ンって飛んできて、坐禅どころじゃないの…気になって~」というミモロ。ここには、蚊はいませんから、安心して座れ、蚊の餌食になることはないのです。

坐禅の時間は、約30分間。足がしびれないように、補助する座布団に座ります・


「初めての方でも、気軽に参加してください~ここでは、足がしびれたり、お尻に痛くなったら、どうぞ体の位置を自由に変えてくださいね~」と、止観(坐禅)を指導してくださる僧侶の方。

「途中で、気分が悪くなったり、トイレに行きたくなったら、自由にしてください~」と、初心者でも安心。

また、心が落ち着かないと感じたら、胸の前で合掌すると、僧侶の方が、警策という木の棒で、背中をトントンと打ってくれます。


ミモロも毎回1回は、警策を受けています。
「ちょっと痛いけど、そこに気持ちが集中して、あ~生きてるって感じるんだ~」と。


この夜の「止観体験」が「聖護院門跡」で始まって、すでに2年に…
口コミなどで広がって、毎回10人くらい参加しています。
「観光客の人もいらっしゃるようになったね~」
参加料は、1000円。受付時間は18;30~
19時から始まって、僧侶のお話などを含めて約1時間です。

「毎回、僧侶の方のお話が面白いだ~」とそれもミモロのお楽しみに…


気づくと、1時間以上、お寺にいることに…帰りそびれちゃった~


参加者は、事前に電話をお勧めしますが、当日直接でもOKです。

座りやすい服装とお寺ですから、露出の少ない節度をもった服装で参加しましょう。

今年は、9月15日、10月6日、11月17日、12月8日が開催日です。

「止観しながら、時々眠くなっちゃうけど、それでもいいんだって~」とミモロでも参加できる気軽な止観体験。
でも、その内容は、深い…。だから毎回、通ってしまうのでした。

ぜひ、京都旅の際に、参加なさってはいかがでしょうか?

*「聖護院門跡」京都市左京区聖護院中町15 ☎075-771-1880


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