「梅の形の絵馬可愛いね~」と、ミモロがいうのは、「大阪天満宮」の絵馬
大阪の天満橋エリアをトコトコ歩いていたミモロは、「ここにも参拝して行こう~」と雨にもかかわらず訪れたのでした。
「大阪天満宮」の歴史は古く、奈良時代に孝徳天皇が難波に都を遷した時、それを守護するために「大将軍社」という神社をお祀りになったのが、この神社のルーツとか。
「あ、孝徳天皇って第36代の天皇様で、重祚なさった天皇(舒明天皇の皇后だった方)の間に即位されて、難波に置いてきぼりにされちゃったんだよね~」と、御陵印集め以来、歴代天皇の本に夢中になったミモロ。孝徳天皇の時代は、天智天皇がご即位される前の時代で、蘇我氏といろいろあった時代。大和から都を遷したものの、しばらくして中大兄皇子など側近の人たちが、大和へ再び都を遷すことにして、帰ってしまい、ひとり失意のなか難波の宮で崩御なさった天皇です。
もちろんその頃は、ここら辺は、森が広がっていて、そこに社を祀ったとか…。「今なら、町のど真ん中でから寂しくないけど、昔はきっと寂しかったよね~」と、変なことに思いを馳せるミモロです。
平安時代になって、菅原道真が太宰府に流されることになり、その途中で、ここに旅の安全などを祈願しに立ち寄られたのだそう。
太宰府で道真公が亡くなって、50年ほど後になって、参拝された「大将軍社」の前に、突如7本の松が生えて、毎晩、その枝を光らせたのだそう。その話を聞いた村上天皇の勅命で、ここでも社を建てて、道真公の御霊をお祀りすることに・・・。
それが「大阪天満宮」の始まりだと、資料に…。
「へぇ、ここにも道真さん立ち寄ったんだ~」あの~もちろん今のような建物はないのよ…
「うん、わかってるって~」とミモロ。京都から大阪をへて、神戸の須磨から船で太宰府へ向かいます。
時代を経て「天神信仰」が人々に広まり、この地に「天満宮」ができた年(951年)に始まったとされる「天神祭」。1500年以上の歴史を誇る大阪を代表する祭りへと発展してゆくことに。
「あの、川にお船がいっぱい出る祭りでしょ?ここのお祭りだったんだ~」と、以前、見物したことがあるミモロです。
神事は、社頭の浜から穢れを祓うための鉾を流し、それが流れ着いたところに斎場を設け神様をお迎えするもの。
そして、神様に氏子の町を清めていただくために、陸で、神輿や鳳輦の渡御を行い、それから川で船での渡御が行われます。
「あのお祭り、そういうことだったんだ~」と、船渡御のごちそうなどに気を取られていたミモロでした。
「さぁ、参拝しよう~」と、ミモロは本殿へ進みます。
天神さまを象徴する梅の紋が至る所に…
はじめの赤い絵馬もここに奉納されていました。
さて、ここ「大阪天満宮」は、創建以来、なんども火災で焼失したそう。
現在の建物は、江戸末期に再建されたもの。あの「大塩平八郎の乱」天保8年(1837)で全焼。その6年後に氏子や大阪の町衆によって再建されたのだそう。
太平洋戦争でも焼失を免れ、現在に至ります。
「みんなに愛されてる天神さまだね~」とミモロもしっかり参拝。
境内を出て、神社の周りをグルリと回って、至ったのは、「蛭子門」。
この辺りだけなぜか、りっぱな石垣が続きます…
その門の前には、満面の笑みをたたえる蛭子様の姿が…
傍らには石碑があり、なんでもこの門のそばにかつて蛭子社があったのだそう。
毎年1月9日から11日に行われる「天満天神 えびす祭」には、福笹などの授与をはじめ、福娘などの行列も行われ、とても賑わうのだそう。
「来年、来てみようかな?」と、いろいろなえびす祭を楽しみにするミモロです。
また、門のそばには、「大阪ガラス発祥の地」という記念碑が…。
なんでも江戸中期の宝暦年間に長崎の商人、播磨屋清兵衛が、オランダ人により長崎に伝わったガラス製造の技術を大阪に持ち込み「大阪天満宮」のそばでガラス製造を始めたのだそう。
「いろんなことやものが天満エリアにあるんだね~」と、大阪の町についてあまり知らない京都のネコです。
「京都の歴史や産業をもっと知るために、大阪のことも知らないと…」と最近特に思うようなったミモロ。
そう、京都の町の発展は、すぐそばに大阪という大都市があったからこそ…。
「さぁ、帰ろう…」ミモロは、天満宮の門前町の「天神橋筋商店街」を歩きます。
「なんか長い商店街だね~」とキョロキョロ。
実は、「天満橋商店街」は、全長2.6kmにも及ぶ「日本一長い商店街」だそう。
そこは、昔ながらの金物屋さんをはじめいろいろな飲食店などが…。「こんどゆっくり見に来よう~」というミモロでした。
*「大阪天満宮」の詳しい情報はホームページで
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