大阪港にあるゴミ処理施設「舞洲工場」の見学に訪れたミモロ。
「あの塔、工場の煙突なんだって…お姫様がいるかと思った…」と。そう、まるでおとぎ話のお城を思わせる建物に感激しきり。
自然との調和をめざし、技術・エコロジー・芸術を融合させたデザインは、ウィーンの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーが手掛けた終盤の作品のひとつです。
ここは、「大阪広域環境施設組合」が運営する大阪各所で集められたゴミを処理する場所。
約33000㎡の広大な敷地に平成13年に完成した施設です。
事前申し込みで見学に来たミモロたちは、ゴミ処理施設の全容および処理の方法、環境への配慮の様子などのビデオを見たり、係の方にご説明いただいた後、工場内の見学に向かいました。
「ギャ~デカい!と思わず声がでるのは、大きなゴミクレーン。
ゴミ収集車からゴミピットというゴミを集めた場所から、ゴミを持ち上げて、焼却炉へと運びます。
ミモロの場所からは、大きいのは、わかりますが、実際、そのクレーンの歯は、ミモロの大きさと比べると、そのサイズに驚きます。
見学の窓の近くには、クレーンの操作の疑似体験ができるレバーが…さっそくやってみるミモロ。
残念ながら動くのはレバーだけ…「ビューン…」とやってる感覚を自分で声を出して…。
「すごいね~」と、工場の様子を窓から見つめるミモロたち
工場内の見学者がいる場所では、大きな音もせず、また匂いも全くありません。
収集された可燃性ゴミは、乾燥後、焼却され、灰になり、埋め立て処分場へと運ばれます。
その容積は、焼却前の20分の1以下に。
粗大ごみの処理もダイナミック。
「あ、ベッドのマットや自転車が持ち上げられてる…」
粗大ごみは、回転式粉砕機で小さく破砕され、鉄やアルミなど再利用できるものは集められ、それ以外は焼却されます。
「リサイクルできるのは、大切に使うんだ~」とミモロ。
いろいろな工場での作業の説明がわかりやすく説明されたパネルなども設置され、そこを学びながら進みます。
見学者コースには、いろいろな体験ができる場所があり、ここは、発電体験。
ゴミを焼却して発生する余剰蒸気は、発電に利用され、工場内で使用するすべての電力を賄っているのです。さらに余った電力は、電力会社へ。
ハンドルを回すと・・・
「あ、電気が付いたよ~」
つまりこの工場のエネルギーは、ここで生まれ、ここで消費されていることに…。
「あ、またクレーン体験の場所がある…」と、またもやトライするミモロ。
ここは、クレーンが操作できて、工場の中に掴んだゴミを入れると、処理されたものになって出てくる模型です。
「ここの工場の方、きっとUFOキャッチャー上手だよね~」とミモロ。「う~どうでしょね~」とそれを聞いた案内係の方。
そしてミモロたちが、見つめるのは、焼却作業を見守る「焼却設備中央制御室」です。
「あ、燃えてる…」と映し出された画面をミモロたちも窓越しに見学。
工場内の様子は、ぜひ実際に見学して学んでください…。
見学コースから見える建物は、緑の蔦が絡まっています。
窓の外にも、緑の木々が茂ります。
なんでもこの建物を設計したフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏の意向で、蔦などを取り除かないように…と。
日本で、建物を管理する多くの場合、蔦や茂り放題の樹木は、剪定され、整えられてしまいます。でも、彼が望んだのは、歳月と共にその地域に馴染む建物なのです。
歳月さえもデザインとするのが、彼の特徴のひとつかもしれません。
工場内のあちこちには、彼の作品が飾られて、「まるで美術館みたい~!」とミモロ。
内装は、カラフルなタイルが柱や壁面などを彩ります。
約1時間にわたって見学した「舞洲工場」。
さぁ、もう一か所、近くの施設を見学しましょう。
「は~い…次は、何が見られるのかな?」とワクワクするミモロです。
*「舞洲工場」の詳しい情報はホームページで
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