9月の中旬、ミモロは、お友達が予約してくれて、「万博記念公園」にある「太陽の塔」の内部を見学することになりました。今年から、48年ぶりに一般公開された塔の内部です。
ミモロは、京都河原町から阪急電車と大阪モノレールを乗り継いで、約1時間で、「万博記念公園駅」に到着しました。
「思ったより近いんだ~交通の連絡がすごいいい~」と、まだ関西の地理に疎いミモロです。
大阪モノレールの「万博記念公園駅」は、別名「太陽の駅」と呼ばれるらしく、別の表示も。
初めて乗った大阪モノレールも快適です。
広々した駅のホールにはモノレールの模型も。そこでちょっと遊びました。
駅の周囲は、高速道路やモノレールの線路が集まる場所。「なんかスケール大きいね~」京都では見られない景色です。「あ、太陽の塔が見える~」と感激。さらに
「わ~大きい~」
駅のそばの「エキスポシティ」には、巨大な観覧車が。京都の動物園の観覧車に乗り馴れているミモロは、ただビックリ。
ミモロは、キョロキョロ。京都から来たおのぼりさん状態です。
さて、「万博記念公園」は、1970年の大阪万国博覧会(大阪エキスポ)の用地を、閉会後整備し、かつては遊園地などもあった人々の憩いの場になっています。
万博が行われた当時の建造物は、「太陽の塔」と「エキスポパビリオン」など、現在はわずかしか残っていません。
さて、250円の入場料を払い、公園の中へ。入口の正面には、もちろん高さ70mの「太陽の塔」が聳えます。
「じゃ~ん、お顔が3つだよ~」とミモロ。丸顔が3つ連なる写真に・・・。
テーマ館のプロデューサーとなった前衛芸術家 岡本太郎が、大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」を表現した塔は、単なる巨大オブジェではなく、まさに万博の顔になりました。閉幕後の1975年に「太陽の塔」は、永久保存が決定。でも内部は、2018年の再生および常設展示施設になるまで、48年あまり閉ざされた状態になっていたのです。
「太陽の塔」には、3つの顔があります。(ミモロの顔は含まれません。あしからず・・・)
塔の中央部、お腹の部分のコンクリート製の「太陽の顔」は、「現在」を。
頂上の「黄金の顔」は、「未来」を。
そして、後ろ側、背中に描かれた「黒い太陽」は、「過去」を、それぞれ表現していると考えられています。
それは岡本太郎自身が、なにも語っていないからだとか…。
48年たっても、その迫力は決して衰えることはありません。
さて、ミモロは、お友達が予約してくれた時間に「太陽の塔」見学の受付へ。
内部の撮影は、できないので、ミモロに語ってもらいましょう。
「中に入ると、中央に『生命の樹』っていう大きな樹が立ってるの。そこに下から上へ、アメーバ―から人間まで、いろいろな生物が止まっています。それを螺旋階段で、上へと進みながら、見学します。大きな恐竜やゴリラも樹に乗ってました。なんかすごく命のエネルギーを感じる、すごく不思議な空間なんだよ~」とやや興奮気味に語るミモロ。
実は、長い間、内部は、放置され、さまざまな生物の模型は、かなり傷んでしまったそう。その多くが、当時の写真や資料をもとに再生されたのだそう。中には48年前の当時のままのものもいくつか見ることができます。
子供のころ、私は、この大阪エキスポに行って、太陽の塔をはじめ、いろいろなパビリオンを見学したんですが、ほとんど覚えていません。コーラやファンタを初めて飲んだ。月の石をみた・・・そんなことしか記憶にありません。
当時は、多くの観客が押し寄せて、何時間も入場するのに待たなければなりませんでした。内部もそれは多くの人で、「太陽の塔」もエスカレーターに乗って、進みました。そして今はない屋根の部分へと進んだのです。
「う~階段結構キツイね~」と、ミモロ。もともとエスカレーターだったので、歩きにくい感じでした。
岡本太郎のパワーがみなぎる内部。「見学する価値十分だね~」とミモロ。見学者の多くは、48年前を知らない世代でした。それでもこの塔の内部には、感激していました。
「あ、腕の部分もまるで未来に続く空間みたいだったね~」と外にでて、塔を見上げます。
「あべのハルカズ美術館」でも「太陽の塔」に関する展覧会を11月4日まで開催中。
*「太陽の塔」への入館予約は、ホームページで
ぜひ一度、行ってみてはいかがでしょ。70年代への思いが蘇るひとときにもなります。
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