「うわ~もう、満開だね~」と、ミモロが感激したのは、京都の町中、烏丸通から六角通を少し東に進んだところにある「六角堂」です。

六角宝形造という貴重な建造物の本堂からこの名で呼ばれる天台宗の寺院で、「紫雲山 頂法寺」というのが正式な名前です。

西国三十三所観音霊場第18番目札所でもあり、今も多くの人々の崇敬を集めています。
境内には、枝垂れ桜の大きな木が数本あり、今、まさに満開の状態。長い枝を地面すれすれに垂らし、その花枝が小さなミモロの頭に触れるほど。

「なんか桜の傘の中にいるみたいだね~」と、見上げる空を埋め尽くすよう…。

町中で気軽に楽しめる桜の名所として人気の「六角堂」。この日も桜を愛でる人たちが大勢境内で思い思いの時間を過ごしていました。

さて、ここ「六角堂」は、室町時代に生け花の立華の名手を多数輩出したことで知られ、代々池坊の家元が住職を務めています。まさに生け花発祥の地と言われます。
境内に隣接する「池坊会館」は、多くのお弟子さんをもつ生け花の中心的存在。館内では、さまざまなお教室が開かれていると共に、生け花に関する資料や道具などを販売するフロアも設けられています。
3月22日まで、ここでは「春のいけばな展」が開催中。

家元、次期家元をはじめ、約800人の華道家の作品が展示されています。

「すごい力作ばかりだね~」とミモロ。全国から多くのお弟子さんたちも、楽しみにする展覧会なのです。

会館の窓からは、「六角堂」の境内が一望できます。

「雨が降ると、散っちゃうかな~」と心配するミモロですが、まだつぼみも見られることから、来週までは充分楽しめそうな枝垂れ桜です。

毎年、行われる桜のライトアップは、今年は中止になりました。
緊急事態宣言が解除され、京都にも観光客の姿が次第に戻っています。
「充分気を付けないと…」と、気を引き締めるミモロです。
*「華道家元池坊」に関する詳しい情報はホームページで
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