友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

偕楽園はもう一度行きたい

2010年05月01日 17時23分54秒 | Weblog
 次女のダンナは仕事で出かけて行った。休日なのに管理職は大変である。働き盛りの時はみんなそんなものだったかなと思いながら、ダンナが出かけてから起床する。朝食を済ませてから、「今日はおさかな市場で魚を買って、おいしい回転寿司でお昼ご飯ね」と娘が言う。別にどこへ行きたいというわけではないから、「ああ」と了解する。

 車で向かう途中に、国立海浜公園がある。駐車場に入る車の列が続いている。「帰りに寄ろうね」と言っていたが、とても入れそうにない。まずはさかな広場へと向かう。港の一角に設けられた土産専門の店に人々があふれている。カミさんは友人らに買って帰る干物を物色して回っている。新鮮で格安というけれど、大量に買う人には確かに値打ちだろう。

 今晩のおかず用に刺身を買おうとするが、適当な量のものがない。それでもいろいろと買い、お目当ての回転寿司へ向かう。ネタは新鮮で大きめがここの売りのようだけれど、だからと言ってそんなに食べられるものではない。孫娘は上手に注文して食べるけれど、私は苦手で、追い立てられるような気持ちでどうも落ち着かない。なぜかすぐにお腹がいっぱいになってしまう。

 せっかく茨城に来たのだからということと、車にガソリンを入れるためとが重なったので、水戸でお茶でも飲もうと出かけた。水戸城はあったのだが今は官庁街があるだけで、城郭は存在していない。梅の季節ではないけれど、偕楽園へ行ってみようと出かけたことが良かった。梅林は思った以上に広い。それによく手入れされている。ツツジが満開を迎えようとしていた。

 ツツジを背景にケイタイでふたりの写真を撮ろうとしていた男女がいた。難しい恰好をしているので、「撮りましょうかと言おうか」と言うと、「いらないことはしてはダメ」と娘が言う。「ああやって、いちゃいちゃしていることがいいんだからね」。なるほどそういうものか。「ああいう時代があった?」と聞いてみる。「あったわよ」と娘は言う。そうか、いつまでも甘えているようにしなさいとまた、余分なことを言いそうになる。

 偕楽園の売店に、青い花が空にまで届きそうなほどの観光ポスターが貼ってあった。「これはどこですか?」と尋ねると、朝方に通ってきた海浜公園だと言う。「今が花の盛りですよ」と教えてくれた。だからあんなにたくさんの車が並んでいたんだ。さっそく娘が公園に問い合わせると、「午後5時で閉園です」と言う。娘の家でインタネットで調べてみると、スイセン、ナバナ、チューリップ、ポピーなど、夢の花園という感じだ。青い花はネモヒィラといい、この公園の名前にもなっている。

 「明日の朝、行ってみよう」とカミさんは言う。家にたどり着くのはいったい何時になるのだろう。
コメント (1)
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