先日、NHKテレビのドキュメンタリーが女優の大竹しのぶを取り上げていた。大竹しのぶは子どもっぽい容姿と空気の抜けたようなしゃべり方から、変わった女の子だとは思っていたけれど、最近まで残っている女優では注目度が高い人だと思う。ドキュメンタリーが報じたところでは、「よく、あんな恥ずかしいことが出来ますねと聞かれるけれど、どうすればこの人になりきれるかと考えて演技しているだけ」と答えていた。確か、女優の寺島しのぶも同じようなことを言っていた。きっとふたりともその人物になりきってしまうのだろう。
そういう点で、大竹しのぶも寺島しのぶもよく似た女優なのかもしれない。大竹と寺島は年齢が15も差がある。そうしてみると寺島しのぶという女優はもっと成長するのだろうと思う。昔の女優で田中裕子や秋吉久美子が出てきた頃は、脱ぎっぷりのいい度胸のある女優だと思った。年齢を重ねるに従って、味のある女優になっていった。そういえば、田中裕子にしても秋吉久美子にしても、どこかしゃべり方に甘ったるいところがあった。それも大竹しのぶに共通するように思う。田中裕子も秋吉久美子も1955年生まれだから、55歳になる。
大竹しのぶは1957年生まれ。1993年に篠山紀信の撮影でヌード写真集を出している。さんまと離婚して何年目かの36歳くらいの時だ。同じく女優の樋口可南子が1991年に篠山紀信の撮影でヌード写真集を出しているけれど、彼女は大竹よりも1つ年下であるから33歳くらいの時か。今では共に、映画界にはなくてはならない女優になっている。樋口可南子の舞台を一度だけ見たことがあるけれど、この人は舞台よりも映画の方に向いていると思った。大竹しのぶの舞台は観たことがないが、先のテレビを見る限り舞台の方が合っているのようだ。
このふたりの写真集について知っているのも、2冊とも買って持っているからだ。同じもので宮沢りえのものもある。なんとなく話題性から買い求めたものだ。宮沢りえが18歳の時のものといわれているが、今のような痩せた身体ではなく、美しすぎるほど輝いている。大竹しのぶも樋口可南子も30代の女体の美しさがある。美しいというのは形がよいのとはどうも違うようだ。若い女性はもちろん美しいけれど、年を重ねた女性もまた美しい。その違いと共通をどう説明すればよいのか、わからないけれど確かにそうなのだとしか言いようがない。
映画「失楽園」で話題になった女優の黒木瞳は1960年生まれだそうだ。この人も大胆な演技で話題になったけれど、考えてみれば40前後というのは思い切ったことができる時期なのかもしれない。そんな時期を乗り越えた人は、40前後を振り返って、あれが自分のターニングポイントだと言うのだろう。40歳前後で大きく成長するとか転換することができた人と、できないままに来てしまった人がいるのかもしれない。
映画「サヨナライツカ」を観た。中山美穂の肢体は美しかった。1970生まれの彼女は今その分岐点を迎えるのだろうか。映画そのものはよくわからなかった。「純粋な愛か、不純な愛か」と映画の広告にはあったけれど、愛は純粋なものであるが、不純なものでもあるのだから、映画を観ての判断は難しい。むしろ原作を読んでみたいという思いになった。
そういう点で、大竹しのぶも寺島しのぶもよく似た女優なのかもしれない。大竹と寺島は年齢が15も差がある。そうしてみると寺島しのぶという女優はもっと成長するのだろうと思う。昔の女優で田中裕子や秋吉久美子が出てきた頃は、脱ぎっぷりのいい度胸のある女優だと思った。年齢を重ねるに従って、味のある女優になっていった。そういえば、田中裕子にしても秋吉久美子にしても、どこかしゃべり方に甘ったるいところがあった。それも大竹しのぶに共通するように思う。田中裕子も秋吉久美子も1955年生まれだから、55歳になる。
大竹しのぶは1957年生まれ。1993年に篠山紀信の撮影でヌード写真集を出している。さんまと離婚して何年目かの36歳くらいの時だ。同じく女優の樋口可南子が1991年に篠山紀信の撮影でヌード写真集を出しているけれど、彼女は大竹よりも1つ年下であるから33歳くらいの時か。今では共に、映画界にはなくてはならない女優になっている。樋口可南子の舞台を一度だけ見たことがあるけれど、この人は舞台よりも映画の方に向いていると思った。大竹しのぶの舞台は観たことがないが、先のテレビを見る限り舞台の方が合っているのようだ。
このふたりの写真集について知っているのも、2冊とも買って持っているからだ。同じもので宮沢りえのものもある。なんとなく話題性から買い求めたものだ。宮沢りえが18歳の時のものといわれているが、今のような痩せた身体ではなく、美しすぎるほど輝いている。大竹しのぶも樋口可南子も30代の女体の美しさがある。美しいというのは形がよいのとはどうも違うようだ。若い女性はもちろん美しいけれど、年を重ねた女性もまた美しい。その違いと共通をどう説明すればよいのか、わからないけれど確かにそうなのだとしか言いようがない。
映画「失楽園」で話題になった女優の黒木瞳は1960年生まれだそうだ。この人も大胆な演技で話題になったけれど、考えてみれば40前後というのは思い切ったことができる時期なのかもしれない。そんな時期を乗り越えた人は、40前後を振り返って、あれが自分のターニングポイントだと言うのだろう。40歳前後で大きく成長するとか転換することができた人と、できないままに来てしまった人がいるのかもしれない。
映画「サヨナライツカ」を観た。中山美穂の肢体は美しかった。1970生まれの彼女は今その分岐点を迎えるのだろうか。映画そのものはよくわからなかった。「純粋な愛か、不純な愛か」と映画の広告にはあったけれど、愛は純粋なものであるが、不純なものでもあるのだから、映画を観ての判断は難しい。むしろ原作を読んでみたいという思いになった。