友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

反省会に呼び出される

2010年09月15日 18時43分54秒 | Weblog
 友だちとカミさんは、朝からゴルフに出かけた。こんな雨の中でもプレイしなくてはならないとはお気の毒としか言いようがない。せっかく車を置いていってくれても、雨では遠くに行くこともできない。岐阜の友だちが伊吹山の花たちの写真をブログに載せていたから、行きたかったけれど諦めるしかなかった。仕事のない年寄りはこういう日は何をしているのだろう。

 何時だったか、村山由佳さんという小説家がNHKテレビのお昼の番組に出ていた。彼女の作品は以前、本屋で『おいしいコーヒーの入れ方』を立ち読みしたことがある。青春小説といったもので、それ以上の印象は残っていない。それが『ダブル・ファンタジー』でガラット変わった。女流作家が「性」を描くとこういうものになるのかと感心させられた。男と女は性で結びついているのか、愛で結びついているのか、愛に性がなければまた逆に性に愛がなければ、この命題に向かって、彼女は突き進んでいるように思った。

 柴田練三郎賞の授賞式で、村山さんは「どうか私を止めないでください。何という作家に賞をやってしまったのかと苦笑するような作品を書いていきたい」と述べているそうだ。それを読売新は「腹をくくった作家」と評していた。青春小説を書いていた作家から転換を図るためなのだろうか、それとも腹をくくるためなのだろうか、彼女は刺青をしたそうだ。刺青をする前には父親に電話で、親からいただいた身体に申し訳ない(?)と話したそうだから、並々ならぬ決意である。何でも中途半端にしかやれないのに、えらそうに「一生懸命に生きてきた」と自己弁護している私とは大違いである。

 おっと、今、電話が入って、ゴルフからもうすぐ帰ること、すぐに反省会をするので着替えて参加するようにと言う。じゃー、今日はここまで。
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