友々素敵

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危険な?30代のクラス会

2011年06月18日 18時45分20秒 | Weblog
 今日も雨が降っている。梅雨にふさわしくシトシト降っている。真夏の暑さは耐えられないけれど、雨降りは暑くも無くて過ごし易い。次女は茨城県から戻ってきて、今晩は同窓会だという。中学の同じ学年の親しかった友だちばかりで集まる予定が、少し広がって学年でやろうということになったようだ。8クラスもあったから集まり易いのかも知れないが、電話連絡だけで40人もの同窓生が集まるという。

 そういえば、私の卒業した中学校でも4組合同クラス会というものがあった。私たちの学年も8クラスあり、全部一緒にやるのは無理だからと4クラス毎に開かれたと聞いた。それはいつのことだったのか覚えていないが、次女たちと同じように30代だったのかも知れない。私は故郷を離れていたので案内のハガキだけをもらったけれど、誰がどういう理由で4組合同クラス会を計画したのだろう。

 4組合同だと全く覚えていない人もいて、この企画は何のためなのかと思った。私は初恋の人とはクラスが違っていたから、ひょっとしたら彼女に逢えるかも知れないという期待で参加した。企画した人も、そういう思惑があったのかも知れない。けれども、あまりにも人が多すぎて、彼女も参加していたことはわかったが、言葉を交わすことは一度も無かった。私が在籍したクラスは仲がよくて、この学年の中で一番頻繁にクラス会を開いてきたからこの時も参加者が多く、とても他のクラスへ出かけることは出来なかった。

 私のクラスは、中学を卒業したばかりの4月に第1回のクラス会を行なった。私が故郷に留まっていた頃までは、クラス会の計画も立てたりしていたけれど、離れてからは残っている人たちが中心になって開催してくれた。いつどこで何人参加したという記録を担任が作っていたから、一番乗り気だったのは担任だったかも知れない。いつも参加者は多かったが、1泊2日のクラス会を開いたこともあったけれど、やはり泊りとなると参加者は減った。

 30代のクラス会は危険だとよく言われ、小説や映画にもなる。私たちのクラス会でそうしたドラマがあったのかは知らないが、先回のクラス会では「オレはずっと好きだった」と告白していた男がいた。「還暦を過ぎて、もう過ちがあってもたいしたことない」と馬鹿なことを言い合っていたけれど、歳を重ねるとそんな大胆なことも言えるのかも知れない。このクラスには初恋の人ではないけれど、結婚できたならと憧れた女性はいたが、一度もまともな会話を交わしたことがない。私はその女性を雲の上の人と思い込んで来た。

 次女たちはどんな同窓会になるのだろう。再び恋が芽生えるなんてことはドラマだけの方がいい。憧れと現実は違いすぎるけれど、私たちくらいの歳になると、夢がなくなっていくのは寂しいことだ。「最後の恋」があってもいいはずなのに、欲張り過ぎなのだろうか。
コメント
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