朝早く、82歳の姉から電話が入った。「ちょっと教えて欲しいんだけど、33度を越すと熱中症になると言うけど、そういう時はどうしたらいいのかね。今ね、部屋の中の温度計は31度近い。湿度は60%だけれど、湿度が何%になったら熱中症になるの?」。ちょっとたまげてしまったけれど本人は真面目に心配している。昨夜も暑くて寝られなかったとか、頭が痛くなったのは熱中症にかかったせいなのかとか、痛み止めを飲んだけれどいいのかとか、やはり一人暮らしだから相談する相手がいないので、嫁に行った娘のところに電話することは出来ないからとか、言い訳までもして電話で話す。
「33度で誰でもが熱中症になるわけではないから、それは心配要らないけど、水分補給を欠かさないことと、風通しをよくして部屋の温度も下げないとね」と話すと、「ベランダの緑のカーテンもあんまり役に立たんみたいで、開けっ放しにしておいても30度以下にならないがどうしたものかね」と言う。「クーラーは使えるように掃除してあるの?」と聞くと、「それはもうしてもらってある」と言う。「暑くて気持ちが悪いようなら、クーラーを入れて快適な室温にした方がいいよ」と勧めると、「クーラーなんか使っていいのかね?節電しないといかんのじゃーないの?」と言う。「熱中症になるよりはいいんじゃーない」と答えるが、やはり戦前生まれの人は律儀だなと思う。
昨日は誕生会の人たちはゴルフに出かけた。ゴルフが出来ない私はいつも反省会だけに呼び出されるが、年長者がいない。聞くとゴルフを始めた頃はなんともなかったけれど、途中でビールを飲みながらプレイをしていたら「気分が悪い」と言い出したそうだ。昼食は人一倍食べる人なのにこの日は半分ほどしか食べなかった。お酒が好きで毎晩飲んでいるのに、「今日は遠慮する。反省会は皆さんでやってくれ」と言って、休まれたそうだ。曇りから雨になる天気予報だったのに、好天に恵まれたそうで、風はあったけれどやはり暑さに身体がついていけなかったのだろう。このところの急激な暑さに年寄りは身体が慣れない。お見舞いの電話をした時、「何かあれば遠慮なく救急車を呼んでくださいね」と奥さんにお願いしたけれど、そうか、私の姉も部屋に居たのに熱中症になりかけていたのかと思った。
昨夜、反省会では取り留めのない話のひとつに給食費の未納問題があった。「どうして取り立てないのか。担任や校長が負担するのか」と言うので、「それはない。結局、税金で補うことになる」と説明すると、「給食券を買わせて食べさせればいい」と言う。「多分、それでも同じだろう。親の考え方がそもそも違うのだから」となり、「民主党は子ども手当の支給よりも、給食費や修学旅行の積立金など学校で要るものを無償にする方がはるかに実効性が高いのに」「それではお金が見えないから票にならないと考えているのさ」「本当に世の中は矛盾したことが多すぎる」などなどと、お酒とともに話が弾んだ。熱中症にかかった友だちは大丈夫だっただろうか。姉からの電話でちょっと心配になった。
「33度で誰でもが熱中症になるわけではないから、それは心配要らないけど、水分補給を欠かさないことと、風通しをよくして部屋の温度も下げないとね」と話すと、「ベランダの緑のカーテンもあんまり役に立たんみたいで、開けっ放しにしておいても30度以下にならないがどうしたものかね」と言う。「クーラーは使えるように掃除してあるの?」と聞くと、「それはもうしてもらってある」と言う。「暑くて気持ちが悪いようなら、クーラーを入れて快適な室温にした方がいいよ」と勧めると、「クーラーなんか使っていいのかね?節電しないといかんのじゃーないの?」と言う。「熱中症になるよりはいいんじゃーない」と答えるが、やはり戦前生まれの人は律儀だなと思う。
昨日は誕生会の人たちはゴルフに出かけた。ゴルフが出来ない私はいつも反省会だけに呼び出されるが、年長者がいない。聞くとゴルフを始めた頃はなんともなかったけれど、途中でビールを飲みながらプレイをしていたら「気分が悪い」と言い出したそうだ。昼食は人一倍食べる人なのにこの日は半分ほどしか食べなかった。お酒が好きで毎晩飲んでいるのに、「今日は遠慮する。反省会は皆さんでやってくれ」と言って、休まれたそうだ。曇りから雨になる天気予報だったのに、好天に恵まれたそうで、風はあったけれどやはり暑さに身体がついていけなかったのだろう。このところの急激な暑さに年寄りは身体が慣れない。お見舞いの電話をした時、「何かあれば遠慮なく救急車を呼んでくださいね」と奥さんにお願いしたけれど、そうか、私の姉も部屋に居たのに熱中症になりかけていたのかと思った。
昨夜、反省会では取り留めのない話のひとつに給食費の未納問題があった。「どうして取り立てないのか。担任や校長が負担するのか」と言うので、「それはない。結局、税金で補うことになる」と説明すると、「給食券を買わせて食べさせればいい」と言う。「多分、それでも同じだろう。親の考え方がそもそも違うのだから」となり、「民主党は子ども手当の支給よりも、給食費や修学旅行の積立金など学校で要るものを無償にする方がはるかに実効性が高いのに」「それではお金が見えないから票にならないと考えているのさ」「本当に世の中は矛盾したことが多すぎる」などなどと、お酒とともに話が弾んだ。熱中症にかかった友だちは大丈夫だっただろうか。姉からの電話でちょっと心配になった。