バレンタインデーに高校3年の孫娘がプレゼントしてくれた(写真)。左のチョコはハートの形になっているが、右はグチャグチャになっている。「これは失敗作だけれど、(私なら)何も言わずに受け取ってくれるよね」と念を押された。「友だちに配ったけど、なかなか評判よかったのだから」とも言う。ボーイフレンドはいないけれど、女の子から「好き」と言われているようだ。「堅いから」と言われているのは、安心して相談できるということのようだ。
その孫娘は今日、ひとりで茨城の叔母である私の次女のところへ出かけて行った。ひとりで旅行するのは多分、初めてではないだろうか。高校卒業を目の前にして、「私は大人よ」とのアッピールなのだろう。3月にはカミさんとの沖縄旅行をはじめ、高校の友だちとスキー旅行も計画している。遊ぶのもいいけれど、大学生にふさわしい教養を身につけて欲しいと思う。大学生と書いてしまったけれど、人として、世界の名作といわれている本くらいは読んでおいて欲しい。
もう少し年代の近いものからというのであれば、吉本ばななさんや綿矢りささんの作品もいいと思う。井上荒野さんや村山由佳さんのような大人の女性を描いたものではないけれど、それなりに女性の気持ちを納得できるのではないかと思う。山田詠美さんや高橋のぶ子さんの本も私の書棚に並んでいるけれど、孫娘は名前すら知らないだろう。我が家のカミさんも、長女も次女も、どちらか言えば体を動かすスポーツ系で、孫娘にもその血は流れていて、汗を流すことの方を好むタイプだから小説には余り興味がないようだ。
昨日の同年齢者の集いは33人集まった。初めて参加した人も何人かいたけれど、「みんなとってもいい人で、久し振りによく笑った。とっても楽しかった」と言う。知り合うことが目的で、さらに親交が深まるなら、そんな素晴しいことはない。午後5時から始めて8時に終わったけれど、参加者のうちの半分近い人がその後、2次会まで出かけたらしい。初めは地元の人たちが多かったけれど、昨日の2次会は新しいメンバーも加わって大いに盛り上がったと聞く。相手がどんな人なのか分かれば、友だちの輪も大きくなる。
本来なら今年は『古希の祝い』となるのだが、昭和20年生まれの人もいるので、古希の祝いは来年に延ばすことにした。皆さんに「来年は盛大にお祝いしましょう」と呼びかけたものの、さてどのような会にするのがよいかと思う。誰もが気楽に参加できて、それでいて自分の存在が認められるような、そんな楽しい会にしていきたいと思う。1年に1度集まって、おしゃべりして、食べて、飲んで、それでいいのだと自分自身に言い聞かせる。