友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

高嶋ちさ子さんの子育て

2016年02月25日 18時03分26秒 | Weblog

 ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんが子どものゲーム機を「バキバキに壊した」ことが問題になっている。高嶋さんは子どもの教育に熱心で、ゲーム機は与えなかった。たまたま9歳の長男が病気になった時に、「退屈だろうから」と(誰かから)プレゼントされた。長男だけでは不公平になると6歳の次男にも同じものを与えたが、その時、子どもにルールを決めさせた。

 土曜日と日曜日はゲームをしてもいいが、他の日は全てのことが出来て、時間があったらというものだった。たまたま金曜日の夜、ちさ子さんが帰ると長男がゲームをしていた。「宿題は出来たの?」と聞くと、「だいたい」と答えた。「だいたいとはどういうこと?」と問い詰めると、全部やり切れていないと答えた。そこで彼女はブチ切れ、怒りに任せてゲーム機を壊した。

 次男もチェロの練習をしていないことが分かり、こちらも「バキバキに壊した」。その何日か後、長男は学校で友だちから「ゲーム機壊されたんだって?」と聞かれたが、「うん、でもおかげで今日のテスト百点取れた」と言ったというオチのついた文章を彼女は新聞に載せた。ところが、「やりすぎ」とか「子どもへの虐待」とか「任天堂に謝れ」と批判が相次ぎ、ネットが炎上したのだ。

 私も娘たちが中学生だった頃、余りにテレビばかり見ているので怒って消してしまったことがある。「テレビは大人が一日の疲れを癒すために見るもの。テレビが見たいなら大人になってからだ」と理不尽な理屈を平気で押し付けた。小学生の頃もお泊りごっこが流行っていたが、「ヨソはヨソ、うちの子である限りダメだ」と許可しなかった。

 家庭にはそれぞれ、子どもへの思いがある。子どもが大きくなれば、自分たちの価値観を持つだろう。そこで親を乗り越えていけばいい。高嶋ちさ子さんが長男に「ゲームが出来なくなることよりも、ママに二度と信用されないことを心配しなさい」と言ったという。また、父親もいろいろな批判に「子どもの教育はこれしかないというものではないですから」と言ったともあった。

 ママは怖いけど、温かな家庭だと思う。欲を言えば、もう少しだけ優しいカミさんであってもらいたいが‥どうかな?

コメント
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