友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

貴乃花親方への処分

2018年01月05日 18時13分49秒 | Weblog

  以前、井戸掘りをした春日井市の人から「地盤が沈下し、ポンプの台が傾いて水が出ない」と連絡が入ったので、「一緒に見に行こう」と先輩に言われて出かけた。現場は庄内川の近くで漬物石くらい大きさの石が積み重なっていたところ。仕方ないので、スコップで大きめに穴を掘り進めた手掘りの井戸である。

 ポンプを設置した後で埋戻しておいたが、時間とともに埋めた土が締まっていったのだろう。先輩が状況を説明し、「できるだけ早く修繕します」と答える。寒さの中での作業は身に応えるが、工事を請け負った者の責任である。それに見た限りではそんなに難しくはなさそうだ。みんなが揃うなら1日で終わるだろう。「依頼主からの要望には迅速に応えるのが一番」は昔、営業マンだった先輩の口癖だ。

 帰路の車の中で時事問題に手厳しい先輩に、「貴乃花親方に処分が出ましたね」と話しかけた。「私は当然の処分だと思う」と言う。「警察に通報したことは間違ってはいないが、協会に報告する義務はある。貴乃花のあまりにも人を食った態度は好かん。貴乃花の性格を処分するのはおかしいと言う評論家もいるが、意固地な態度に対する処分ではなく、協会に協力しないことへの処分。組織なら当然のこと」と語る。

 先輩とは時々意見が合わないが、今回の貴乃花に対する処分に関しては一致した。貴乃花がこの処分を不服として裁判に持ち込むなら「しこり」は残るだろう。どうするのか貴乃花、相撲を日本の伝統とか神事と捉えるなら協会とは別な組織を立ち上げる他ない。けれどその時、賛同してくれる人がどれだけいるか、弟子入りしてくる若者がどれだけいるか、それで生活していけるか、そこが問題だ。

コメント (1)
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