友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

錦絵を生み出したもの

2018年01月26日 18時52分09秒 | Weblog

  昨夜また雪が降り、今朝は底冷えがする寒さだった。長女は1月生まれだが、こんなに寒い日の誕生ではなかった。1月生まれの女性に色白が多いのは、雪と関係があるのだろうか。あまりの寒さに家に籠っていたら、安倍首相が韓国で行われる冬季オリンピックの開会式に出席するという。慰安婦問題を蒸し返してきた文大統領の招待に応じるべきではないという人もいるが、私は出かけて行って話し合えばいいと思う。

 昭惠夫人は同行するのだろうか。アメリカのトランプ大統領がスイスに出かけのに、メラニア夫人は同行せずに、ひとりで「ホロコースト記念博物館」を訪問し、その姿をSNSにアップして次のように綴っている。「ホロコースト記念博物館は亡くなった何百万もの罪なき人々に敬意を表し、私たちにホロコーストの悲劇や影響を教えてくれるのです。そんな博物館に感謝いたします。博物館をまわり、心を揺さぶられる思いがしました」トランプ大統領よりはるかに正常な感覚の持ち主である。

 第2次世界大戦の終息から72年が経つのに、いまだに各地で紛争が続いている。戦争は相手を潰す・殺す科学を発達させたが、文化を育てることにはならなかった。先日、ボストン美術館で『鈴木晴信展』を観た。晴信が活躍したのは江戸の中期、戦争から解放された町民たちが力をつけてきた時代だ。浮世絵が流行したのも平和だったからだろうし、権力に対する町民の抵抗の逸品でもある。

 浮世絵は西洋にはない日本の文化である。晴信は優れた絵師であったが、彫師や摺師がいなかったら浮世絵は成立しない。版元が絵師と彫師と摺師を抱え、販売までする業者であった。錦絵と呼ばれる多色刷りは大きいものでも30×40センチくらいで、カレンダーであったり絵本のように持ち歩き出来るものが多い。週刊誌のヌードを見てニヤニヤしているようなものだろう。やっぱり日本人の感覚は凄いなあーとと思う。

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