友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

融通の利かない世代の呟き

2018年09月15日 17時36分46秒 | Weblog

 自民党総裁選挙で、安倍首相と石破氏の討論会が行われた。インターネットには、野党が石破氏にエールを送っているとあった。安倍首相が嫌いというだけで、石破氏を応援する神経が私には分からない。これでは、野党に支持が集まらないのは当然だろう。石破氏の主張をよく聞けば、安倍首相よりも「強い」国家観が見て取れる。

 要するに、安倍首相は憲法第9条に自衛隊を書き加えよと、石破氏は第9条の2項を削除し国軍を明記せよと、ふたりの考えにさほどの違いはなく、石破氏の主張はストレートと言える。そんな石破氏を野党が応援しているのだから、野党も憲法改正に同調していることになる。例え支持が少数であっても、正論を貫く政党であって欲しいと私は思うが…。

 沖縄県知事選挙も混沌としている。翁長前知事の意思を受け継ぐ玉城デニー氏は「辺野古に新たな基地は造らせない」と主張するが、自民・公明の支持を受ける佐喜真淳氏は「対立から対話へ」と主張し、辺野古については語らない。国との対立を続けてきた沖縄だが、県民の中に「焦燥」と「嫌気」が蔓延していることもあって、知事選の勝敗は分からない。

 圧倒的な安倍首相よりも勝ち目のない石破氏に共感してしまう野党も、米軍基地を無くして欲しいのに「基地や安全保障の問題は国が決めること」と棚上げにしてしまう沖縄県民も、どこか似ているように思う。「国民主権」なのだから、国の在り方は国民自身が決めるものなのに、「主権」はどこか遠くにある。

 私の市の夏祭りについても、「みんなで考えてみようよ」とはならなかった。台風のために2日間の祭りは1日だけになってしまったが、何事も無く「いつも通りに」終わった。面倒なことに自分がかかわるより、誰かがやってくれればその方が楽になる。そんな風潮が伸びてきている。イライラしているのは「融通の利かない古い世代」だけなのかも知れない。

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