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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

若者は投票に行かない

2019年07月12日 17時09分10秒 | Weblog

 今朝の中日新聞に面白い特集があった。品のいいおじいさんが画面に向かって、「オレたちは間違いなく投票する。だが、お前たちはしない」と発言するものだ。約1分のこの動画は、アメリカのNPOが昨年9月にユーチューブで公開したものという。投票率の低い若者を皮肉って挑発することで、投票行動に結びつけようという狙いというが、効果はあったのだろうか。

 特集は、日本でも若者の投票率は低いと指摘する。2017年の衆院選の年代別の投票率では、60代が72%、70代以上が61%なのに、10代から30代は30~40%台だという。アメリカの若者はデモ行動を行うが、日本では最近は見たことがない。日本の若者は景気のよいことを最大の選択の条件としているようで、「安倍政権でいいじゃーないですか」と変化を好まない。

 私の周りの若者も、長時間労働や企業の内部留保の問題よりも、「賃金が上がればいい」と考えている。労働者が働くことで富が生まれ、資本を持つものはさらに富を蓄えているのに、「だったら、資本家になればいい」と言う。与えられないと不平を言うくらいなら、与える側になればいいという訳だが、みんなが資本家になれるはずがないのに、「努力してなれないものはない」と信じている。そういう教育をしてきたのだ。

 参院選で政党のスタッフとして働いている友人から、動員の要請があった。その地域の知り合いに電話をしてみたがつながらない。夜の運転は嫌だけれど、放っておくわけにもいかないので出かけるつもりだ。誰のために自分は行くのだろうと考える。要請してきた彼は、政治家になる夢を追っている。だったら選挙運動がどのように行われているのか、しっかり学習する必要がある。彼がスタッフの中でより活躍できるように、動員に応えよう。

 彼は候補者がピリピリしていると嘆いていたが、選挙は本当に孤独だ。候補者本人が頑張らなければ周りはついてきてくれない。候補者が少しでも前向きになれるように、気配りするのはスタッフの役目だ。年寄りは確かに投票に行くからいいが、若者たちにどうアピールしていくのか、若い世代のスタッフの役割は大きいと思う。

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