台風の接近で夏祭りは、明日に延期となった。問題はふたりのデートだ。午前9時過ぎに女の子に電話をしてみた。彼女が「やめます」と言うなら、姪っ子に「中止」を連絡する必要がある。そうなれば2度目の変更となるから、縁が遠いのかなと思いながら彼女の答えを待った。ちょうど雨は小降りになっていた。
「午後は天候も悪くなりそうなので、早めに帰らせていただきますがいいですか」と言う。「駅に着いて、雨がひどいようなら電話して、迎えに行くから」と話した。10時半前に彼女はやってきた。雨の中を大変だったと思う。話していると姪っ子の長男が到着した。「この後はふたりでランチでもして、彼女を家まで送ってあげて」と送り出した。
台風の時のデートは、ひょっとしたらビックタイミングなのかも知れない。こんな時は人柄がよく分かる。自分のことばかりを優先していくタイプか、相手を思いやるタイプか、そんなことが見えてしまうだろう。彼女は明るく積極的であり、彼はおっとりしているがひょうきんな面もあり、なんとなくうまくいってくれそうな気がする。
土曜の昼は「よしもと新喜劇」を見ているが、最近はシナリオも演出も大きく変わった。いじめたり、叩いたり、バカにしたりで笑いを取ることよりも、現代劇ではあるが古典落語のような人情噺に徹していて、笑いながらもホロリと泣けてしまう。これまではドタバタの笑いが中心で、ストーリーよりも個人芸が売りだった。
「よしもと新喜劇」が変わってきたと思っていたら、「吉本興業」事件が起きた。「よしもと新喜劇」と「吉本興業」がどういう関係にあるのか私には分からないが、「よしもと新喜劇」が「笑い」と筋のある「劇」との分野で、各芸人の個性を尊重しながら、新しいものを生み出そうとしているように思う。亡くなった藤山寛美さんの松竹新喜劇に近づいたのかも知れない。
どこで誰に出会い、どんな風に展開していくのか、縁とか運命とかを見出すあるいは引き出すのは、やはり自分でしかない。明日は夏祭りのため、ブログは休みます。