なかなかパソコンに精通できない私は、ブログを続けるだけで四苦八苦している。Wordの代わりに入れてもらったOpenofficeで文章を綴り、写真を載せようとするが、何故か写真が横向きになってしまう。以前は向きも大きさも変えることが出来たのに、どうしてなのだろう。
3月5日の中日新聞に私の好きなエッセー、諏訪哲史さんの『スットン経』が載っていた。コロナ禍の社会や接待疑惑、あるいは知事リコール署名の偽造について、鋭い視点で切り込むのかなと、勝手に期待していたが、”勝手な期待は止めてください”というものだった。
私は諏訪さんの勤める大学に、高校時代から書いてきた日記を段ボール箱に詰めて送った。自分では処分できないし、物書きならひょっとして何かの役に立つかも知れないと、勝手に思い込んでいた。この日の『スットン経』を読むと、「読んで下さい」と原稿が大学や出版社に気付で送られてくるとある。原稿拝受から半年もすると「どうでしたか」と葉書が届く。
「もはや返事を書く気力もでません」「躁鬱病の躁に耐えきれず先年、狭い自室の山をなす郵便物の類を全て処分しました。その罪悪感で今度は重い鬱になり、おまえは何様かと己を長く責め苛みました」とあった。そんなに追い込んでしまったのか、少しくらいは役に立つだろうとは全くの思い上がりだった。
勝手に処分してくださいとお願いしたのだから、処分は仕方ないことだけれど、新聞のエッセー欄で苦しい胸の内を吐露しなければならなく程追い込んでしまい、誠に申し訳ない気持ちになった。こちらこそ、平に、平にご容赦ください。