新聞の下段にある広告は、上段の記事よりも文字や写真が大きくて目に付く。今朝の朝日新聞は4段で、『週刊朝日』の広告を掲載していた。この時期の名物(?)にもなっている「東大・京大合格者ランキング」の特集である。「国公立主要大学も一挙公開」や「東大・京大に強い高校」の記事もある。見る人が多い、あるいは見たい人が多いのだろう。
私がビックリしたのは、合格者ランキングと同じくらいの大きさで、いやもっと目立つ文字で、「眞子さま小室さん結婚『反対』97%」の見出しだ。「本誌緊急1万3057人アンケート」とある。どうしてそんな特集をするのか、『週刊朝日』はふたりの結婚に反対なのか、と考えてしまった。「結婚」あるいは「ふたりの愛」について、他人がどうこう言うべきではないと私は思っている。
税金を遣うとか、皇族の仲間になるとか、いろいろ人は言うけれど、眞子さんと小室さんが結婚したいのであれば、応援してあげればよいのになぜ反対するのだろう。人は他人のことにはとても関心を抱くが、ふたりが不幸になったらどう責任を取るのだろう。別のページだが、『FRIday』の広告にも、「都はるみが『好きになった人』はあのベテラン俳優だった」の見出しがあった。
誰が誰を好きになろうと、不倫だろうと純愛であろうと、ふたりが納得していればそれでいい。どうして他人の幸福がそんなにも羨ましいのだろう。そうした記事を書き立てて、いったい何を伝えたいのだろう。地域新聞が2度の亘って、「日本の領土を守りたい」という『産経新聞』の広告を載せていた。これにもビックリした。