風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

漢字テスト

2009-09-15 23:08:12 | 日々の生活
 最近、やたら漢字やことわざを題材にしたクイズ番組が目につきます。漢字検定・主催者の不祥事はありましたが、昔から言葉遊びはありましたし、言葉で遊ぶ趣向は悪くありません。
 いくつか気づいたことがあります。お笑いタレントもなかなか高学歴化したものです(少子化で大学のレベルが落ちている?わけではないでしょうが、出身大学から就職先へのこだわりはなくなったと言えそうです)。最近はすっかり見かけなくなったタレントが活躍する姿が見られます(まさかわざわざ昨今のブームのために勉強しているわけでもないでしょうね)。昔からあったとはとても思えないような当て字がよく登場します(日本語と言うよりも中国語を紹介しているのではないかと疑いたくなります)。
 日本語の表現の美しさ、表現力の豊かさは比類ないものですが、道具としての言葉ばかりが脚光を浴びるのは、やや行き過ぎの感がしないでもありません。などと、大人気ないことを言うのは、かつては漢字やことわざが得意だったのに最近は歯が立たないことが多いことへのヒガミでしかありません。
 上の写真は漢字テストではありません。シンガポールのマクドナルド。
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イチロー

2009-09-15 00:51:55 | スポーツ・芸能好き
 9年連続200安打の偉業を達成したイチロー選手の一言が「ようやく解放された」ということだったことに、人間味を感じて嬉しくなりました。かつてジョージ・シスラーのシーズン最多安打記録を破った時ですら「自分にとって満足できるための基準は、少なくとも誰かに勝った時ではない。自分が定めたものを達成した時に出てくるもの」と言い切り、今後の目標を聞かれて、「野球がうまくなりたいんですよね、まだ。そういう実感が持てたら嬉しいですね」と言ってのけたイチローでも、人(の記録)との戦いに緊張を感じ、ピリオドを打ったことに安堵したのです。
 そうは言っても、大リーグの長いシーズンでは、けがや集中力の欠如で記録達成を逃す選手も多いが、何が大事かと聞かれて、「結果的にやっぱり野球が大好きということが、それに当てはまるかもしれない」と答えたところは、やっぱりイチローらしい。今後、シーズン200安打に対する考え方は「変わるんじゃないですか」という言葉に次いで「ちょっと楽になりますよね。自分と向き合っていれば良いんだもん。もう最高ですよ。(来季以降も)目標だと思いますけど、随分気楽な目標になるのでは」と言ってのけられるところも、イチローらしい。
 野球少年だった私たちにとって、イチローは奇跡であり、夢そのものです。野球が好きで仕方ない、野球がもっと上手くなりたいと言うイチローが野球を楽しむ姿を見ていたい。同時代に生まれあわせた幸せを感じます。
 彼の前にはどんな地平が広がっているのでしょう。上の写真は、一枚岩でウルルと繋がるカタジュタを望む(オーストラリア)。
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