風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

青梅への道(1)

2018-10-18 00:15:20 | スポーツ・芸能好き
 今年も東京マラソンに落選した。やけっぱちな、と言うよりは、淡々とした事務的なものの言いなのは、なにしろビギナーズ・ラックで当選して出場した2013年2月の第7回大会以来、6年続けて振られっ放しとなるのだから(涙)。今年のマラソン一般枠への応募は、定員27,320人に対して330,271人、抽選倍率12.1倍だった。昨年も12.1倍、一昨年は12.2倍と、高止まりしており、このままでは、残りの人生であと2回走れたら「御の字」、せいぜい1回走れるかどうかという、まことに希少価値の高い大会になってしまった(苦笑)。
 昨年から、東京マラソンの抽選結果が判明する前に、青梅マラソンの申込み(先着順)が始まるようになった(カード払いで即刻引落し)。両マラソンの実施日は例年一週間(今年は二週間)しか間が開いていないので、この齢で、万が一、両方とも当選して両方とも走ることになると、正直なところ辛い(青梅を断念してエントリー・フィー7000円をドブに捨てるのも惜しい)。まあしかしどうせ東京マラソンには当選しないだろうと高を括って、今年も青梅マラソンに申込み、無事(!)、東京マラソンに落選したので、シリーズ・ブログ・タイトルは今年も「青梅への道」となる。
 つい最近、プレジデント社のWeb記事に、笹川スポーツ財団の調査報告が載っていて、2016年にジョギング・ランニングを年1回以上した人の数は推計893万人、前回2014年調査では986万人、前々回2012年調査では過去最高の1009万人だったので、2回続けての減少となり、4年で100万人以上がジョギング・ランニングをやめてしまったことになる、とあった。空前のブームとしては、明らかにピークアウトしたようなのだが、なかなかどうして東京マラソンの人気は根強い。人口減少社会でも駅近くの不動産物件の値が下がらないのに似ている(とは妙ちくりんな喩えだが 笑)。
 それはともかく、遅まきながら先々週末にシーズン走り初めをやった。マラソン・シューズを履いたのは実に半年振り、いつもの10キロ・60分コースを15分程余計に時間をかけてゆっくり走ったのだが、その最中にも普段使わない肩や背中の筋肉が張って上半身が硬直し、その最中にはちょっと疲れただけだった太腿の筋肉は翌日から三日間、ガチガチに硬直し、階段の昇降に往生した(やれやれ・・・)。しかし、普段、歩くときには指関節が痛むだの、膝に違和感があるだの、なんだかんだ不具合があって不満たらたらだったりするのに、いざ走ると何事もなく走れてしまうのは、実に幸せなことだと思えるようになった。我ながら成長したものだ。いつまでも美味い酒と食事を好きなだけ楽しめるよう、今年も半年間、走り込んで身体を絞ることにする。
コメント
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