今日の日経・夕刊によると、1970年公開の映画『ひまわり』の再上映が全国に広がっているそうだ。上映を決めた映画館などは今日までで100会場を超えたそうで、チケット代の一部は人道支援で寄付されるという。
私が洋画に目覚めたのは、よりによって中学三年になるかならないかの頃で、なけなしの小遣いで『スクリーン』という月刊誌を買い求め、受験生でありながら最低週一でTVの●●ロードショーで洋画を見た。よくもまあ両親は反対しなかったものだと、今にして思う。
なお、私が海外に関心を持ったキッカケは、1970年の大阪万博が最初だった。当時、大阪に住んでいた私は、都合4度、会場に足を運んで、月の石などを見て、世界、否、宇宙への夢を膨らませた。象牙海岸など、世界にはいろいろな国があるものだと、幼な心に関心を寄せた。その後、「この~木、なんの木、気になる木~」という日立グループのテーマ・ソングで知られる『素晴らしい世界旅行』という30分番組で、ブッシュマンなど発展途上の世界への目を見開かされた。極めつけは『ルパン三世』で、世界を股にかける大泥棒・・・と言うよりも、世界そのものに憧れた。そして洋画である。
当時、最初に知った女優がソフィア・ローレンさんだった。正直なところ美しいと言うよりも何だか異質な存在で、個性的な方だと思った。因みに、本当に「美しい!」と感動した女優さんは、後年、大学生のときに見た『夢千代日記』の吉永小百合さんで、血は争えないものだと思う(苦笑)。大学三年が終わった春休みに、友人らとレンタカーを借りて、春まだ浅い山陰の旅に出かけて、大雪の中、チェーンを巻きながら、舞台となった湯村温泉を訪ねた。番組では、まるで海岸沿いの温泉街の風情だったが、実は内陸にあった。蟹三昧で、食した後の蟹の甲羅に日本酒を注いで火で炙って飲んだのが、滅法、美味くて、今も忘れられない。番組で何度も紹介された餘部鉄橋にも足を止めた(但し、今は当時の風情はない)。
閑話休題。「ひまわり」では、ソフィア・ローレンさんが、第二次世界大戦によって夫婦仲を引き裂かれた「未亡人」を好演した。エンディングで評判となった「地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑」は、ウクライナで撮影されたもので、地元の人が「この下にはイタリア兵とロシア人捕虜が埋まっています」と説明する場面があるそうだ(Wikipediaによる)。イタリア・フランス・ソビエト連邦・アメリカ合衆国の合作映画だそうで、今となっては俄かに想像し辛い。
当時の洋画は、mellowな主題歌も話題になった。私がまだ見たことがない映画で、主題歌によって強く惹かれるのが『パピヨン』と、この『ひまわり』だ。ヘンリー・マンシーニが担当したメロディは、今のウクライナに重なるように、甘く切ない。
この機会に、『ひまわり』を見てみたいと思うし、現実の世界において、国際人道法違反だけは止めて欲しいと思わずにはいられない(と言うより、ロシアへの憎悪が増すのを抑えられない)。
私が洋画に目覚めたのは、よりによって中学三年になるかならないかの頃で、なけなしの小遣いで『スクリーン』という月刊誌を買い求め、受験生でありながら最低週一でTVの●●ロードショーで洋画を見た。よくもまあ両親は反対しなかったものだと、今にして思う。
なお、私が海外に関心を持ったキッカケは、1970年の大阪万博が最初だった。当時、大阪に住んでいた私は、都合4度、会場に足を運んで、月の石などを見て、世界、否、宇宙への夢を膨らませた。象牙海岸など、世界にはいろいろな国があるものだと、幼な心に関心を寄せた。その後、「この~木、なんの木、気になる木~」という日立グループのテーマ・ソングで知られる『素晴らしい世界旅行』という30分番組で、ブッシュマンなど発展途上の世界への目を見開かされた。極めつけは『ルパン三世』で、世界を股にかける大泥棒・・・と言うよりも、世界そのものに憧れた。そして洋画である。
当時、最初に知った女優がソフィア・ローレンさんだった。正直なところ美しいと言うよりも何だか異質な存在で、個性的な方だと思った。因みに、本当に「美しい!」と感動した女優さんは、後年、大学生のときに見た『夢千代日記』の吉永小百合さんで、血は争えないものだと思う(苦笑)。大学三年が終わった春休みに、友人らとレンタカーを借りて、春まだ浅い山陰の旅に出かけて、大雪の中、チェーンを巻きながら、舞台となった湯村温泉を訪ねた。番組では、まるで海岸沿いの温泉街の風情だったが、実は内陸にあった。蟹三昧で、食した後の蟹の甲羅に日本酒を注いで火で炙って飲んだのが、滅法、美味くて、今も忘れられない。番組で何度も紹介された餘部鉄橋にも足を止めた(但し、今は当時の風情はない)。
閑話休題。「ひまわり」では、ソフィア・ローレンさんが、第二次世界大戦によって夫婦仲を引き裂かれた「未亡人」を好演した。エンディングで評判となった「地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑」は、ウクライナで撮影されたもので、地元の人が「この下にはイタリア兵とロシア人捕虜が埋まっています」と説明する場面があるそうだ(Wikipediaによる)。イタリア・フランス・ソビエト連邦・アメリカ合衆国の合作映画だそうで、今となっては俄かに想像し辛い。
当時の洋画は、mellowな主題歌も話題になった。私がまだ見たことがない映画で、主題歌によって強く惹かれるのが『パピヨン』と、この『ひまわり』だ。ヘンリー・マンシーニが担当したメロディは、今のウクライナに重なるように、甘く切ない。
この機会に、『ひまわり』を見てみたいと思うし、現実の世界において、国際人道法違反だけは止めて欲しいと思わずにはいられない(と言うより、ロシアへの憎悪が増すのを抑えられない)。