喫茶店と言うと、私のような世代はガロの「学生街の喫茶店」が先ずイメージとして浮かび、実際に学生時代を過ごした京都の、やや鄙びた喫茶店(今はどうなっているか知れない「新進堂」とか「らんぶる」とか「ぱんぷきん」)で、美味いコーヒー一杯でいつまでも寛げる手軽さが原点なわけですが、昨今の喫茶店は、多様化したわりに、こういった期待値を満足させてくれるオーソドックスなものが少ないような気がします。最近、ラッシュアワーを避けて都心のオフィスに早朝に到着し、始業までの僅かな時間に、腹ごしらえをして新聞や本を読んで落ち着ける場所を求めて、いろいろ試してみた結果を紹介したいと思います。
先ず「ルノ●ール」。都心では有名な喫茶店チェーンですが、最近は喫煙者の駆け込み寺と化しているのが、ちょっと不満です。欧米では、ご存知の通りPublic Spaceがどんどん禁煙となる傾向にあるのを受けて、日本でも駅やオフィスで禁煙の輪が広がっていますが、喫茶店やパブやレストランはその流れからやや取り残されているようです。そこで働く従業員の環境保全といった働く者の権利意識が、日本では弱いせいかも知れません。ここ「ル●アール」では、全てのテーブルに灰皿が用意してあり、モーニング・セットは、飲み物に僅かに60円を足すだけで、トーストとゆで卵を取ることが出来る割安感がありますが、肝心のコーヒーは540円と、スタバと比べても破格の値段なのは、喫煙自由のプレミアム価格といったところでしょうか。
一方、それと対照的なのが全席禁煙を謳う「ド●ール」。安さと手軽さで急進した喫茶店チェーンだけに、サンドイッチは250円~、コーヒー200円を足しても合計450円~で済む割安感がありますが、お持ち帰りの人の出入りが激しく、店内にマクドナルドよろしくマニュアルに則った売り子の声が響き渡って落ち着けないのが難点です。
その中間にある某カフェ(名前は失念)は、店内スペースがたっぷりとあって、喫煙席がきっちり分けられていて、いろいろなパンを選べる利便性にコーヒー230円はリーズナブルですが、肝心のコーヒーが美味くない。お代わりもう一杯サービスのキャンペーンは嬉しいのですが、所謂アメリカン・コーヒーを何杯も飲まされるようで、それほどの有り難味がない。
結局、都心では、スタバが謳うように、コーヒーを経験する時間(と場所)にはプレミアムを払わなければならないということなのでしょうか。
上の写真はシドニー・ダーリンハーバー。
先ず「ルノ●ール」。都心では有名な喫茶店チェーンですが、最近は喫煙者の駆け込み寺と化しているのが、ちょっと不満です。欧米では、ご存知の通りPublic Spaceがどんどん禁煙となる傾向にあるのを受けて、日本でも駅やオフィスで禁煙の輪が広がっていますが、喫茶店やパブやレストランはその流れからやや取り残されているようです。そこで働く従業員の環境保全といった働く者の権利意識が、日本では弱いせいかも知れません。ここ「ル●アール」では、全てのテーブルに灰皿が用意してあり、モーニング・セットは、飲み物に僅かに60円を足すだけで、トーストとゆで卵を取ることが出来る割安感がありますが、肝心のコーヒーは540円と、スタバと比べても破格の値段なのは、喫煙自由のプレミアム価格といったところでしょうか。
一方、それと対照的なのが全席禁煙を謳う「ド●ール」。安さと手軽さで急進した喫茶店チェーンだけに、サンドイッチは250円~、コーヒー200円を足しても合計450円~で済む割安感がありますが、お持ち帰りの人の出入りが激しく、店内にマクドナルドよろしくマニュアルに則った売り子の声が響き渡って落ち着けないのが難点です。
その中間にある某カフェ(名前は失念)は、店内スペースがたっぷりとあって、喫煙席がきっちり分けられていて、いろいろなパンを選べる利便性にコーヒー230円はリーズナブルですが、肝心のコーヒーが美味くない。お代わりもう一杯サービスのキャンペーンは嬉しいのですが、所謂アメリカン・コーヒーを何杯も飲まされるようで、それほどの有り難味がない。
結局、都心では、スタバが謳うように、コーヒーを経験する時間(と場所)にはプレミアムを払わなければならないということなのでしょうか。
上の写真はシドニー・ダーリンハーバー。
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