かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

お見舞い

2006年04月30日 07時58分19秒 | みゆみゆとの生活
昨日は保育園がお休みだったので、みゆみゆ、そうちゃんと3人で、みゆちちのお見舞いに行きました。
「病院に入院してるから、お見舞いに行くよ」
というのを、みゆみゆにどうやったらわかりやすく伝わるかな・・・と考えて、こんなふうに伝えました。
「おとーちゃんはね、おさるのジョージみたいに病院に入院して、お注射でイタイイタイって言ってるの。お弁当持って、会いに行こっか。」
おそらく最後のところしか聞いてなかったと思われるみゆみゆ、
「おべんとうだぁ!やったあ!」と、意気揚々と出かけられました。

病院で、おとーちゃんとの再開場面。涙涙の抱擁・・・はなく。
ニッと恥ずかしそうに笑ったみゆみゆ、おとーちゃんを指差して私のほうに振り返り、一言。
「あったねぇ。」
あったねぇじゃなく、いたねぇ、でしょ。モノじゃないんだから。

着いてすぐに、点滴の針の差し替えのため、看護師さんが来ました。
点滴の針は、普通の注射よりもずっと太くて痛いのです。みゆみゆ妊娠中に2ヶ月間の入院生活を経験した私には、いまだに腕に針のあとが残っています。

いざ針を刺す時。緊張するみんなの中で一人、場面と顔の合っていない人が・・・
おとーちゃんのしかめた顔と注射が刺さるところを見て、なぜか満面の笑みのみゆみゆ。キラキラと目を輝かせて、一部始終しっかりと見ておりました。みゆは「S」なのか??

さてさて、面会室でお弁当を食べ、帰宅。
帰宅・・・っていうと2文字で終わってしまうのね。

病院に行って緊張したのか、疲れて眠くなってしまったのか、お別れの時からとーっても不機嫌なみゆみゆ。
祝日のため、駐車場まで行くのにグルっと遠回りしなければならず。
途中までスタスタ歩いてくれたものの、半分を過ぎたあたりから急速にペースダウンし、最後には全く歩かなくなってしまいました。
子ども2人分の着替え・オムツ・暇つぶし用のおもちゃ・弁当箱・夫の着替えなど、大量の荷物に、そうちゃんをおんぶしていた私には、とてもみゆみゆを抱っこするのは無理。車が時々来るところなので、みゆみゆを残してそうちゃんだけ先に置いてくるというわけにもいかず。
はじめは叱り付けたり懇願して。途中からは引きずるようにして、車までたどりつきました。目が三角になって角が生えてただろうな、私。
でも、ほんとにしんどかった。そうちゃんも重くなってきたからね。おかげで今日はおんぶ痛で全身痛いです。夜、寝返り打てなかったくらい。今も、くしゃみしたら背中から胸にかけて、バラバラになりそうだったよ・・・ホラーマンみたい。(ホラーマンとは、ばいきんまんの仲間の一人で、ガイコツです。)

さて、今日はなにか新たに作戦を練らねば。
子ども連れてのお見舞いも、ラクじゃないわ。
早くよくなって、帰ってきて欲しいな~、と昨日は思いました。

その夫の病状ですが。
熱は下がったけど、まだ点滴は24時間必要なようです。
のどの痛みが相当残っているみたいなので、痛みが取れるまでは、まだ熱があがる可能性があるから、退院はさせてもらえないと思われます。
見た目は、元気そうなんだけどね~。