かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

そうちゃん犬

2006年06月19日 14時48分23秒 | みゆみゆとの生活
いつもと違う店で牛乳を買ってきたら。
「さんてんろく ぎゅうにゅうが のみたーい!」と言ったみゆみゆ。
3.6牛乳のことか?
パッケージの違いに気づいたらしい。

もしや漢字が読める?と思って、違う日に紙に「牛乳」と書いてみたら・・・
「これは ぎゅうにゅうって いうんだね
読めた~!すごい。

3歳前にひらがなを覚えた時には、「公文ひらがなカード」で特訓をしたけど、
カタカナはトイレに「みゆちゃんのカタカナひょう」を貼っておいただけで覚えてしまいました。
カタカナも、半信半疑だったのですが、「ツ」と「シ」、「ン」と「ソ」もクリアしていることが判明。
すごい吸収力だわ
少なくとも「記憶」領域は、私に似たのではないらしい・・・。
すぐに先を越されそう。

ところでそんなみゆみゆが、今一番警戒しているもの。
それは、そうちゃん。

縦横無尽にハイハイしまくり、なんでも口に入れてカミカミし、時には「ウキャーッ」と勝ちどきを上げる、この赤ちゃんが、どうやらみゆみゆはこわいらしいのです。

みゆみゆにしてみれば、
『この前までゴロゴロ寝てたくせに、一体全体なんだっていうの!』
って感じかも。おもちゃ食べられるし。本も破かれるし。
そうちゃんが自分の方に向かってくると、半泣きで「こないでー!」「たべられちゃうよー」とソファの上に避難しています。

私にはなんとなく分かる。
犬がそれほど得意ではない私、友人宅で小型犬をあやす時がまさにこんな感じだった。
 初対面。かわいーって思う。
 おいでおいで・・・という前に犬は駆け寄ってくる。
 えっ。まだ心の準備が・・・
 と思う間に、私の手をペロペロ。その上大喜びでピョンピョンはねまくる!
 あーっあーっ どうしたらいいんやろ。 心は右往左往。 
 結局背中をのけぞらせ、少しでも犬から離れようとしている私。

でもでも、きっとみゆみゆはそうちゃんと仲良く遊んでくれる日が来るはず。
今は無理強いせず、そっと成り行きを見守りましょう。