かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

眠りのツボ

2009年09月23日 09時00分32秒 | みゆみゆとの生活
小耳にはさんだのですが。
夜泣き・かんしゃくに小児ハリがいい!という人がいて…。
聞くと、「眠りのツボ」というのがあるらしい。

ほんと~?
最初からななめ見の私。

けど一応、ツボ位置を確認。
親指の付け根と人差し指の付け根の延長線、交差するあたりの、手の甲側。
マッサージすると大人でも気持ちいいところ。
ふむふむ。

早速試してみるタイプなので。
夜寝るとき、そうちゃんの手を握り締め、ツボをゆっくり押してみる。
一瞬「なにすんの?なになに?」と言う感じに神妙になったけど、
そのうちイヤになってきて、手を振りほどいてしまいました。
元々あまり信じてないので、私もすぐに、その日はあきらめてしまいました。

そして昨日の話。
弁当持ちで遠くの公園に行き、思い切り身体を使って遊び、そうちゃんだけ噴水で水浴びもしてさらに高速に乗って温泉に入ってゆっくりつかりました。
当然、みんな眠い!
みゆみゆは、公園から温泉への移動時も、温泉後帰宅途中も、ものの5分でぐっすり就寝。
大人も、眠くて仕方ないのですが、
人の4倍は動き、おにぎり5つ食べたそうちゃん、どうしても寝ない。
驚異的な体力!!
何かこれを地球環境に活かせないものか??(発電するとか

でもさすがに眠たいらしく、車に乗っている間中、「電車のビデオが見たい」だの「アンパンマンが見たい」、はては「自転車にのってケーキ買いにいくんだよぉ」…
コントロール不能に陥っている模様。

時々あることなので、「はいはい。わかったわかった。」と聞き流し、騒音に耐える私と夫。

そんな状況が30分ほど続き。
ふと思った。
「昼の弁当、おにぎりいくつ食べた?」
私、2個。夫、2個半。
「そうちゃんに、食べられちゃったもんねぇ。」うらみがましい。
「お腹すいたねぇ。」
二人の頭に浮かんだものが、同じでした。

「マクドナルドのドライブスルー行ければなぁ。」

最寄のマクドナルドまで、あと1キロほど。
なんとしても、そうちゃんを寝かせたい!(起きていると自分も食べたがって、みゆみゆまで起こしてしまうことになるから。)

ここで出た、最終兵器。
眠りのツボ、大作戦

最初の情報を、おさらい。
そういえば、ツボを押すとき、爪楊枝の裏か爪先で、トントンとするといいと言っていたっけ。

後ろのチャイルドシートに手を伸ばし、そうちゃんの手を取って、トントンしながらささやき続ける。

♪トントントントン そうちゃんはネンネ
 おうちにかえろ おうちにかえろ
 おうちにかえったら ポテトチップスたーべよ
 トントントントン そうちゃんはネンネ
 ・・・
心を無にして(ウソ。ハンバーガーの邪念でいっぱい)、リズムよくささやき続けると・・・
5分後、寝たぁ
奇跡としか思えん。さっきまで何事か叫んでたのに。

かくして親は、子どもに内緒でビッグマックセットを、奪い合うようにして仲良くはんぶんこ、したのでした。チャンチャン。

ちなみに眠りのツボ、夜寝かせるときはやっぱりまた効きませんでした。
限界超えてるときにやると、導入にはなるのかも。
小さい子どもをお持ちの方、困った時に、一度やってみてください。
で、成功例・失敗例、教えてください!