かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

生活発表会

2011年02月26日 22時40分04秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんの保育園で、生活発表会がありました。

12月に代わったばかりの保育園で、不安いっぱい…の私。
そうちゃんはどんな気持ちだったのかな?
先生方も予測が付かない部分があったようで、事前に園長先生から、
「幕を開けてみたらそうちゃんがいなかった、ってことになったらごめんなさいね」と話がありました。
(パニックとかで舞台にあがれないことを想定して、のお話。)
で、私は母として、
「全部みんなと一緒にできなくても、そうちゃんなりに発表会の雰囲気を感じて、わかることの一部分でも楽しめればいいと思っています。」と答えました。

そして当日。
ちゃんとみんなと並んで立ってる!
ことに、まずは感激。
それだけで100点あげちゃうよっ。
よく見たら上下黒い服を着た先生が、そうちゃんの膝を下から支えてるけど;
気にしない気にしない。

ノリノリでタンバリン叩いてたそうちゃん
前奏で、張りきって一人だけ叩き、ちゃんとリタルダンドもしていました。
リズム感、抜群!なのだ。
全員が叩きはじめた合奏では、叩かずにそうちゃんダンスしてたけど;
それはそれでそうちゃんらしい。

そのあとの劇「11ぴきのねこ 袋の中」でも、ちゃんとねこが出るときは自分も出て、手を繋ぐところはつなぎ。
お友達を意識して動く気持ちが出てきているように感じました。

何より嬉しかったのは、クラスの他の子が、そうちゃんの顔を覗き込んで手を繋いでくれたり、声をかけてくれていたこと。
障害があるとか、言葉がわからないとか、とりたてて説明しなくても、一緒の時間を過ごすクラスのお友達は、そうちゃんのことをわかってくれている。
心のバリアフリーが、ここにあるなーと実感しました。

満面の笑みで、最後は片手は先生もう一方はお友達と手をつなぎ舞台上で歌う姿に、感動して涙が出そうでした。
迷いに迷って転園したけど、ここがちゃんとそうちゃんの居場所になって、よかったなーとしみじみ思いました。

12月から来たばっかりにも関わらず、クラスのお母さんたちが、
「はじめまして~。そうちゃんのこと、うちの子がよく言ってますよ。」とか
「今日の発表会、そうちゃんよく頑張ってましたねー。」とか声をかけてくれて…。
親の私も受け入れてもらえた感覚がして、嬉しかったです。

面白かったのは、「そうちゃんって、もう歯が抜けたんですって?」と2人に言われたこと。
先週、給食の時にりんごをかじった瞬間歯が抜け、りんごが血に染まる、という劇的な抜け方をしたせいかな?
子供達が、家に帰ってそれを報告したんですね。

なんだかあったかい気持ちになる出来事がたくさんあった、生活発表会の一日でした。
人の優しさに触れると、すぐに涙腺が緩んでしまうのは、年齢のせいでしょうか。
ウルウルしながら、帰途につきました。
最近のお気に入り、「大橋トリオ」が、帰りの車中で胸に染みました。